金曜日, 9月 04, 2009

Bremenからこんにちは(12)運のいい人&一年経って・・。



一週間に1回くらいのペースで“監視”をしている大聖堂のミュージアム。たまーに日本人の方も来られ、(基本喋りませんし、日本人かどうかも決定的根拠が無いので話しかけない)ます。
ですが今日・・会釈をした事がきっかけで、だらだらと話し込む羽目になり、3時頃から9時半頃まで延々とおしゃべりをし、お食事をご一緒させていただきました。
もうすぐ80歳になる女性。お一人でご旅行・・とのことです。3ヶ月も。年齢や今まで歩んでこられた人生への感嘆や敬意はさておき、見習うべきことがありました。
「私はいつもとてもラッキー。いつも運がいい」と自分で断言されるのです。「運がいいから職に就けた」「運がいいから雨には困らない」「ラッキーだから、遅れたはずのバスにも乗れるし」「ラッキーだから、私に会った人はラッキーになるのよ」と。
これってすごい事だなあ・・と感心したのです。運を天に任せて脳天気に生きているようにも見えますが、そうではなくって、日常の中で自分に起こる事はすべて“LUCK”なのであり、何一つ自分で努力して成し遂げたモノではない、と謙遜し、身に起こる出来事一つ一つに感謝している姿勢を感じるのです。そして何が起こっても“ラッキーだから”と、プラスに考える事の繰り返しが、大きな“ラッキー”を運んで来ているのではないか、と思う訳です。
そしてその前向きな姿勢が、周りをも幸せにし、“ラッキー”をもたらす結果になっているのだろう、と。
数時間ご一緒し、宿へ戻られましたが、はっきりいって私も「ここに居る事だけで幸せ」と言う人間で、身に起こる事はすべて“有難い事にさせてもらっている”“みんなのおかげで生きていられる”とドイツにおける“運”(運というより私は奇跡だと思ってるけど)はかなり感じている方です。なので、9月3日は、二人のラッキーな人間が出会った日でした。
さて、別れて戻ってくると、ウェブ上で抽選していた(例の)イタリアンオペラのファイナリストコンサートのチケットが当選していました。あらあら、抽選運などほとんどない私が・・。これも、この女性が運んで来た“運”なのでしょうか。とにかくありがとうございました。お会いできてよかったです。

で、今日9月4日は、私がブレーメンに降り立った日です。1年過ぎました。これから何が起こるのか・・分かりませんが、私は“ラッキー”だから大丈夫、って思っていようと思います。

とりあえず小さく写真・・。個人情報?なので。

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