月曜日, 8月 31, 2009

Bremenからこんにちは(11)ドラマ〜〜〜



イタリアンオペラのコンペ。第二次予選には40人が残り(約半数)、日曜日の戦いで、決勝に進む12人が決まりました。やっぱり素人目とプロの目は違うんだなあ〜〜と、ファイナリストの顔ぶれを見て思いました。
ファイナリストの発表と、選ばれた人、周囲の反応にはやはりお国柄、お国の状況が切に感じられました。一番多かったのが韓国籍の人で5人。さすがに豊かな国で生活しておられるのだなあ・・と実感。そして“お国感”なし。決勝出場への余裕すら感じられる方たちでした。続いてロシア3人。“新体操ロシア!”を思い出す(なんでだ??)ような顔ぶれ。印象深かったのが出身国は忘れましたが、(南米の小さな国。アルゼンチンでもチリメキシコペルーブラジル以外の だったかなあ)、その国からの出場者。この国からの出場者はもともと一人であり、一分の一の確率で決勝へ進んだ男性が居ました。本人の喜びよう、周りの喜びようは、涙を誘いました。(彼がどんな人生を歩んで来たのか知りませんが、ここまでの道のりは易しいものではなかったのであろう・・と)。同時に“国を背負って”“故郷に錦”的な要素もたっぷりでした。(決して私は覚めた目で見ていた訳ではなく、ファイナリストのぴっかぴかの笑顔、涙。また、各出場者の歌声をほれぼれしながら見聞きしていました。楽しくなければ3日通いません!!)

とにかく、なんだかとっても“ドラマ”があった3日間でした。ファイナリストのコンサートは9月4日。これは無料ではないので、私には厳しそうですが、とにかく、巣立って行く若い才能を見た気分で、とてもすがすがしい・・反面、自分のふがいなさ、才能のなさにも直面した3日間でした。

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