水曜日, 9月 08, 2010

Bremenからこんにちは(123)私が私を見る。Karawaneで元気に。

火曜日。ある映画の公開日でした。単館映画的な小さな作品や文化的作品を多く上映する映画館で、ある映画が公開されました。
題名は「Das Narrenschiff」。Narrenschiffとは何ぞや?という話題はさておき、これは私の所属団体「Die Blaue Karawane」の映画です。昨年参加したベルリン〜ブレーメンの1ヶ月のキャラバン旅行に、映画作成チームが常に同行、そのキャラバンを撮影したドキュメンタリーフィルムなのです。単にキャラバンでの活動を時間軸に沿って追うというより、「Die Blaue Karawane」(青いキャラバン)という団体がどういう団体なのか、を伝える映画です。52分の短編。

昨年のキャラバン旅行中常に回るカメラ・・を避けたり避けなかったり、インタビューされている人を眺めたり・・してきましたが、そのひと月のキャラバンが52分に集約された訳です。監督の編集視点も、重点もまったく知りませんが、とにかくキャラバンが映画になる、とそれだけ聞かされていて1年経ち。
すっかりこの団体にも慣れ、というよりマンネリ化してきていました。
そんな中での映画公開。

この日は、キャラバンを共にまわったベルリンチーム(映画チームはベルリン人)や、キャラバンメンバーが映画館に集合。そして映画が始まりました。
知っている顔がスクリーンに、自分が居合わせた場面がスクリーンに・・。不思議な感覚。そして、同時に昨年感じたいろいろな思い出が蘇ってきました。

「幸せとは?」とのお題に、その時の私はこう答えていました。「ドイツにいること。この団体にいること」。そうカメラに答えた事、もちろん忘れたりはしていませんでしたが、最近ちょっと心に余裕が無くて、いっぱいいっぱいの私に、大切な事を思い出させてくれました。
ドイツにいること、ここにいる事、それだけでまず感謝すべきだということ。
キャラバン旅行に参加して、「生きてる〜〜」って実感したこと。
それを思い出して、改めて思って、心がふ〜〜っと軽くなりました。元気になりました。

映画には思ったより自分の姿を見かけ、個人的には使用カットが偏っているのでは?との感も。でも、団体の目指す共生社会を表現するのに、ドイツ人とは一風変わった顔立ちの人間のカットは、いいフィギュアなのかもしれません。

観賞後、舞台挨拶ではありませんが、映画製作、公開にあたっての功労者が前に呼ばれ花束贈呈。なぜか、「あんたも前に来ないと駄目だ」と言われ・・。身に余る恐縮でした。はっきりいって、映画に関しては何もしていません(プロの仕事ですし)。ただ、私はキャラバン旅行をしただけ。うろちょろしてただけ。上映日などはまさに映画を見ただけ。なのに?? 恐縮しまくり。

いずれにせよ
この団体が私を助けてくれている事、しっかり心に刻んで、私は私でこの団体に対してできることをやろうと思います。
今後ともどうぞよろしく、です。

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