月曜日, 8月 30, 2010

Bremenからこんにちは(120)そしてすべて終わり


前回のブログに書いた、週末のイベント。無事終了。天気は本当に8月?と思う寒さ&雨&川沿いである為に吹く強風でしたが、なんとか自力建設の竹テントも倒れずに持ちました。
自分のステージも、劇グループのステージも、私自身の評価は60−70%。でも観客&他のメンバーからすると上出来だったらしく、私って自分に厳しい??と思わなくもないステージでした。
でも昔と比べて全く異なるのが、舞台に立った時の緊張感。私・・はっきりいって緊張ゼロ。前はもっと緊張して台詞もどっかへ飛んでいってしまう位だったけれど、今では、観客の反応を楽しんだり、アドリブかませたり・・な余裕まであります。尤も、このステージが、金銭の絡まないステージである事、観客がいわば身内である事、レベル的に高い物を求められていない事、など理由はありますが、練習よりも本番の方が余裕な自分が居ました。心臓強くなったのかな。且つ、ドイツ語でのフリートークも臆せずに発せるようになったし、昨年のキャラバン旅行でのドイツ語レベルよりは、少しは進んだかな、と思います。
しかも、昨年のキャラバン旅行を共に過ごしたベルリンの仲間もやってきてくれ、久しぶりの懐かしい再会を果たしました・・。

ま、このイベントのステージに当たっては、日本から多大なる援助を頂きました。この場を借りてもう一度御礼申し上げます。
ということで、2ステージとも楽しめましたし、次に繋がる終わり方が出来たかな・・と思います。劇グループの活動が今後も続くのは時間的に厳しいけれど、有無を言わさず参加させられそうな予感。

とまあ、こんな感じで8月は過ぎていきます。もう気温は日中でも20度以下。暖房を入れたいけれど、10月になるまでは我慢。洗濯物の乾きも悪い。

さて、今日から何を目標に頑張ろうかな〜〜。日本行きかな。

(写真は出来上がった竹テントとベルリンリームによる出し物)

日曜日, 8月 22, 2010

Bremenからこんにちは(119)あと一週間ですべて終わり




昨年の夏、Die Blaue Karawaneという団体のキャラバン旅行に参加してからもう一年が過ぎました。キャラバン旅行の終わりと共に始まったのがこの団体の25周年記念イベントを催す事の計画。2010年8月に。それから一年。この日に向けて、ほんの少しずつ話を詰めてきました。
個人的には、「私の日本と水」というタイトルでの講演?&音楽演奏があります。想像に反して、プログラムにも、ポスターにもタイトルが印刷されており、恐縮。単なる“前説”か“つなぎ”程度に時間を取ってもらえれば・・と思っていたのに、なんだか大げさな事になってきました。一応、やる事は決まっていますが、どうなることやら。失敗も愛嬌でごまかすしかありません。でも、この出し物に際し、日本からの多大な援助を頂いた事は事実ですし、出身県にもご協力を頂きました。県へは報告義務もあるようなので、それはまた終わってから・・・。ひとまず、この場を借りて皆様に感謝申し上げます。
それから、一緒に活動してきた劇グループの舞台も控えています。演出を担当してくれていた役者さんの病気等あり、新しく劇グループを率いる人材を探す事からやりなおし、なんやかんやでごっちゃごちゃのぐったぐただったグループですが、この週末の連日の通し稽古で、何となくですが出来上がってきました。もともと変わり者ばかり集まっているので、大凡のあらすじはあれども、決まった台詞、会話は特になし。毎回違ったダイアログで劇が進む・・アドリブ劇。私にはそれが特に大変だったのですが、(まあ、自分の話す事は決めています。じゃないとついていけないので)、ようやく慣れてきたかな・・と。

2つの出し物準備に大わらわ・・の8月。あと一週間で終わりです。この劇が終わったら、この団体との活動は少しお休みしよう・・と考えていましたが今になって、なんだか寂しくなってきました。終わりが見えたら、もっと続けたくなりました。うーん。まあ、とりあえず終わってから考えようっと。とりあえず、来週の発表に全力投球、と。
仲がいいとは決していえないグループの仲間ですが(笑)、頑張ろうね。

写真は会場となる、自力建設のテント。来週までに間に合うのか??と疑問の残る進み具合です。8月5日と8月19日撮影。2週間でもこんだけしか進んでない・・ってことだから(汗)

水曜日, 8月 18, 2010

Bremenからこんにちは(118)集まれ〜〜

ということで、実家からの招集(?)。
学校が始まるし、バイトも始めたし、これからの(本気度の低い)大学生活にお金がどんどんいるのに、一時帰国。故郷へ錦を飾る帰国という訳には・・全くいきませんが、とりあえず結構ぶりに日本の地を踏む事になりそうです。
帰国は年末年始。まだまだ先。よってこの先何が起こるか分からないので、確定!と言えませんが、帰国便は購入しました。以後は、この帰国を前提に身の振り方を考えることになります。(諸々動く為には、何か確定事項が無いとやりにくいので)。学校の冬休みを大幅に越えての帰国。学業への心配特大。

帰国便は・・・私には今まで手の届かなかったルフトハンザ。ドイツのナショナルフラッグ!!!!!!これがかなり嬉しい。決して飛行機マニアではありませんが、ルフトハンザに乗れるのは素直に嬉しい。
時期が時期なだけに、いろいろ調べたり、友達に聞いたりしました。経由に経由を重ねたり、溜まっているマイルを使ったり・・。格安航空会社の飛行機を使って、地道に日本へ近づいていく??とかまで(笑)。最終的にエミレーツ航空が安いよ、とのことで、そればかり値段チェックをしていましたが、購入ボタンをポチッと押す前に、最終確認・・と除いたルフトハンザの価格が許容範囲&身体に優しい価格。ということで決めました。

でも。はっきりいって、希望通りに帰れるのか疑問です。
でもまあ、今回は家族の「集まれ〜」があるので、諸々犠牲にしても帰国を適えようと思います。
帰国までの目標としては、
1.自発的に帰国不可能になる理由を作らない事。
(要するに、他に約束をしないのは勿論、病気にならない、怪我をしない、罪を犯さない等々)
2.少しは痩せたい
ここでは目立ちませんが、私の今の体型は日本では浮くこと間違いなし。あんまり期待は出来ませんが少しは絞りたい・・(涙)

そして帰国中の目標??
これも折角の機会なので、何か「これ」っていうことしたいなあ。
単発バイトがあると嬉しい。
もちろん親孝行。
友達とも会いたいなあ・・。

ま、とりあえず先走って航空券を押さえましたが(空席があるうちに&安いうちに、ということで)、なんとか諸々折り合いを付けて帰国できますように。(祈)(航空券代金が無駄になりませんように・・という事に対する祈りが最大(汗))

火曜日, 8月 10, 2010

Bremenからこんにちは(117)これからが本当の始まり

今日、応募しているブレーメン大学から返事が。
選考に通り、10月1日からの入学許可がでました。学生の選抜のある学科だったので、(外国人枠はあるだろうけど、建前上“選抜あり”となっていました)書類提出後今まで返事を待っていました。無事、選考に通った、ということです。(まあ、たいした選考は無かったと思われ)
半年分の学費214ユーロ(かなり安いです。これに救われてます。公共交通期間の定期代半年分込みなので)と、健康保険の証明を提出すれば入学が認められます。ぱちぱち。
ここにとどまりたい。ただそれだけの理由で始めた学生への道。入学タイミングは一年に一回しかないから、待ち時間&テスト挑戦、受験期間も長かったけど、これで外国人としてドイツ人の新入学生と同じスタートラインにたった事になります。
はっきりいって勉強はもういいです。勉強しても卒業したらいったい何歳??卒業して職にありつける保証も無い(そういう学部の専攻。役に立ちそうな学部には興味湧かない)。

バイトはなんとか始まったけど、それはそれ。
お金だって足りないし、ドイツの学生がめちゃくちゃ忙しくてバイトする暇もない事はよく聞く話。学業と生活をバイトで成り立たせるのは簡単ではないと思う。そもそもそれほど稼げない。
学期が始まったらまた生活に大きな変化がやってくる。それも不安。
自分で立っていない不安。
先の見えない不安。
何がしたいのかだんだん分からなくなってる不安。

本当は喜ばしい入学許可通知なのに、全然嬉しくない。

無条件に、理由も無く・・ただドイツが好きな気持ちだけは、誰にも負けない自信はあるけど、それだけじゃ足りないんだよね。きっと。
2年弱住んで、いろいろ経験させてもらって、ドイツ人にいらいらする事も、悲しくなる事も、やっぱり外国人・・だと思う事も一杯あって、でもでもブレーメンが好きです。ドイツが好きです。ここに居たいです。ただそれだけです。

現実の話、この入学許可で9月末までしかもらえなかった滞在許可の更なる延長ができる・・でしょう。

日曜日, 8月 08, 2010

Bremenからこんにちは(116)もはや歯医者マークではない



約二年前ブレーメンに来たとき、私はサッカースタジアムの近くに住んでいました。試合の度にごった返す人・・騒ぐ人、酔っぱらい・・。嫌悪感しかありませんでした。そしてブレーメンのチーム、Werder Bremenの「W」をかたどったようなマークは私には歯医者が掲げる「歯」のマークにしか見えませんでした。
しかし今年は・・。なんとファンの集いを覗きにいくまでに成長しました。
中央駅の裏、ブレーメンアリーナで行われたファン感謝祭ともいうべきイベント。選手のサイン会なども行われていた模様(もちろん入場制限があり、一日前から並ぶのも普通の事、と)。他には・・ファンショップやもろもろスポンサー関係のブースや・・とまあ、チームカラーの緑&白でいっぱいの感謝祭でした。一応、選手陣、コーチ陣のお披露目会?もあり、知らないながらにとりあえず雰囲気だけ楽しんで来ました。プロの人たちって(アスリートのみならず、舞台の人でも、歌手でもなんでも)、オーラと言うかパワーと言うかがあるので見るだけでそのお裾分けがもらえる気がします。
何がこんなにみんなを熱くさせるのか・・・グッズが飛ぶように売れるのか・・まだよく分かりません。ただ、今日この集いにいた人たちは、あくまで普通の人たち。特に熱狂的ファンでもなさそうで、でも少しファン的な。もしかしたら大多数はそんなものなのかも。「特に気にしてないし、特に考えたこともないけれど、いつも側にあるもの、サッカー&WerderBremen」なのかもしれません。
ブレーメン&ブレーメン市民を知るには格好の実地体験(?)となりました。

水曜日, 8月 04, 2010

Bremenからこんにちは(115)明るい都市 ラトビア リガ






7泊8日のラトビア旅行から戻ってきました。今回はゴスペルのプロジェクトの一環での滞在であり、首都のリガに7泊したものの、リガで1回、他2都市(200キロ以上離れた都市)にも日帰りで出かけてそれぞれ1回のコンサート、計3回のコンサートを行ったため、(まあそれが主目的)7泊したと言えども、観光できたのは、大部分がリガだけ。合間の自由時間&自由日でリガの街はかなり隈無く歩いて回りました。合計1000枚以上の写真撮影。
ラトビアについての事前の知識は・・バルト三国の中の一つ。エストニア・ラトビア・リトアニア・・と口をついて出るから、3国の中間に位置する・・旧ソ連の国。以上。きっと、薄暗く、貧しく、寂れた国なんだろう・・というのが先入観。でもドイツ人にとっては、ラトビアは「音楽の盛んな国」で、ラトビア出身のドイツ人もいること、特にブレーメンとはハンザ都市としての関連もある事から、近しい国として認識されているようでした。
私の中ではあくまで、“東”的なイメージが抜けずにリガに降り立ちましたが・・いやはや・・びっくり。季節的(緯度が高いので日が長い)なことも関連したのか、明るい明るい国です。ブレーメンより天気がいい。貧しさを感じさせない。やはり鶏口牛後・・なんでしょうか。わかりませんが、なんだかとっても発展した、先進国に引けをとらないレベルの都市・・の印象を受けました。先進技術がありながら、文化財保護の観点から古き良き街並を保存している・・という余裕さが伺えるような都市。(実際はそうではないんでしょうけれど)。でも、人口が少ない、自然が豊か(森ばっかり?)、内海に面する・・などなど地理的&空間的余裕・豊かさを感じるような所でした。きっと過大評価し過ぎなんだろうと思いますが、ブレーメンと大差ないくらいの、安堵感を覚える街でした。
リガは特に、アールヌーボー建築のメッカでもあります。なんと今でも850ものこの様式の建物が残っているとか。これについては・・また今度にします。(多分)
ゴスペルの仲間とはイマイチ仲良くなれずじまいでしたが(個人ペースで行動しすぎた為、経済的理由もあり)、いい体験をさせてもらいました。ゴスペルがあって本当によかった。

とりあえず街の様子が分かるような大雑把な写真をアップします。