こういう人には何という言葉をかければいいのか、日本語でも分かりません。今日はたわいのない話をして帰ってきました。
自分の容態を語る彼女に涙は無く、それほど悲観的にも見えませんでした。宣告を受けてから2週間ほど。その間に悲しみも涙も枯れてしまったのでしょうか、私の前で強がったのでしょうか。
人の上に立ち、説教したりする立場にいる人でした。その威厳というかは未だ失われて居ませんでしたが、この短期間に9キロも痩せてしまったそうです。でもそれほどげっそりとしたようには見えなかったので、私にも不思議と“絶望感”はなく、ただただ(日本から帰って来たという意味で)再会を楽しみました。まだ実感が湧かないのかもしれません。彼女が死を待っている、ということの。
今までさんざんお世話になった人です。私には何が返せますか?何をすべきですか?祈る事だけですか?
私はただ、彼女の穏やかな最期を願ってやみません。でも、私はまだもっと彼女とお話ししたい、もっと彼女との時間が欲しい。まだ、その時じゃない!から。
また会いにいきます。
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