
4月だったか、「物々交換」で成り立つ団体に所属したことを書いたと思います。あらゆるサービスを時間で計算し、団体独自の通貨で支払うというシステム。食事の提供だったり、車での送迎だったり、掃除洗濯だったり、コンピューター関係だったり、引っ越しだったり、庭仕事だったりを提供する(手伝い)、それに要した時間により、独自通貨Tidenが得られます。
この団体のオフィスが私の通う教会に設置されている事もあり、教会でちょっと奉仕をすると、Tidenで払ってもらったりしていました。
私の提供しているのは、いつもお使い物にしている“クッキー”を焼く事と、日本語会話をしますよ、というのが大きなところ。
これら各人の提供サービスは月ごとの会報誌に掲載され、メール等で全員に配られます。参加者はこれを見て各自でコンタクトを取り、依頼し、詳細を詰めます。
はっきりいって見知らぬ人に頼むのは結構な勇気がいります。なので、3ヶ月に一度くらい、みんなが集まれるフリーマーケット的な集まりがあるようです。
(これはまだ行った事がありません)
私は幸いにも、教会関係でTidenを稼げていました(別に稼ぐ必要はありませんし、サービスを提供してもらうばかりで、Tiden残高がマイナスになることも、罪ではありません)。でもなかなか個人的な依頼というのは難しいものです。
しかも、クッキー・・。味は普通だし、これといって特徴はない。しかも毎週教会の礼拝には携えて行く・・というクッキー。そもそも食べた事のある人しか、得体の知れない日本人の焼くクッキーなど食べたくないだろうし、食べた事のある人=顔見知りは、依頼せずとも教会の礼拝で食べれるし、ということで、依頼などゼロでした。
しかし・・。教会で働く男性のお友達が食べたいから、一袋作って。と依頼が来たのです。
今までですでに200回くらい焼いたのではないでしょうか、そして方々にお使い物として持って行っていました。その苦労が・・(苦労してないし、好きでやっていますが)報われた感じです。一回に50個ほどしか焼けないオーブンを使用しているので、あまり依頼があると困るし、結局現金収入にはならないので、作るたびにマテリアル費マイナスですが、なんだか嬉しい!気分になりました。
味は普通 と書きましたが、個人的には普通に美味しいと思います。(自分で言ってたら世話無いけど)こちらのバターが美味しいから、単にその理由かな、と思ってます。
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