月曜日, 4月 28, 2008

子ども110番のくるま

子ども110番の家とかお店というのが設置されて久しい。これは、110番通報をすると、そこにつながる「家」「店」なのではなく、子どもがその周辺で何かあった場合、「そこに駆け込んでよい」という避難場所である。だから家人が常に居るご家庭や、お店などが、黄色いコーンやステッカーを貼って街の安全に協力している。
さて、「くるま」である。これは果たしてどのように利用すればいいのだろうか。どうやら公の機関の車両っぽい。
有事の際「くるま」を見かけたら、手を挙げて合図したら止まってくれるのか?(それに伴う交通混乱を巻き起こしても許されるだけの権限がその「くるま」にあるのか?)しかし、タクシーも満足に呼び止めることができるとは思えない子どもが、110番のくるま(かなり全車両数に占める同くるまの率はタクシーよりも低いのでは?)を有事に止められるとは思えない。子どもに関わる親や保護者、監督者が、子どもの道ばたでの有事に「くるま」を呼び止めるのはいいのか?(でもそれに子どもが関わることは誰が判断する??)
いずれにせよ、この「くるま」、有効な利用が出来そうにない。見かけるか見かけないかも「運」だし、どこを走っているか分からないキャンピングカーに宿泊予約をいれるみたいな感じだ。
もし、この車が「子ども110番のくるま」だからといって、法定速度や駐車に関して優遇されているとしたら、誰だって申請したい。110番のくるまだからといって、走行中呼び止められることは少ない。駐車中なら・・車という移動手段の乗り物である以上不在のことが多いだろう。しかも、周辺に本家の「家」「店」があるかもしれない。これだけ働かなくてもよさそうな「110番のくるま」。とりあえず、街を走ってさえいれば、犯罪の抑制にでもつながるのだろうか。「子ども安全パトロールの車」のほうがよっぽど役立っていそうだ。普通の一般市民だけど。

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