

時間があるので、(210)でさらりと流しすぎたKirchentagのことを書いておきます。2年に一度ドイツ各地で持ち回りで開催されるプロテスタントのイベント。40万人近くがブレーメンを訪れました(と思います。)5月20日の水曜日から24日の日曜日まで、4日と+αに渡り、2000を超えるプログラムが催されました。私のクワイアが歌ったのは、そのオープニングイベントで無料のオープンエアステージ。5ユーロで売り出されているプログラムを記念に買い求めました。記念・・のつもりだったのですが、はっきり言ってこのプログラムがなければ、いったい何をどこで、見ればいいのか分からなかったでしょう。まあ、プログラムも分厚すぎて探すのも一苦労でしたが。
トラムやバスも路線が変更されるし、ホテルなどは一年も前から予約が埋まり、教会や一般の家庭の空き部屋まで動員して、世界からの訪問客を迎えました。知り合いの中でも、ゲストを宿泊させる人や、宿泊施設でウン百人の食事を作る人や、ヘルパーとして働く人など、いろいろでした。
語学学校の日本人に言わせると、何が起こるのかも知らなかったそうですから、関係のない人には、さらりとながせるイベントだったのかもしれませんが、私の通う教会では今年に入ってから(いや去年から??)Kirchentag,Kirchentagとやかましく、自身の出番もあることから、なかなか大きな位置づけでした。でも、私はこの途中で、デンマークへ行く事が決まっており(Kirchentagを日曜日まで楽しむのか、デンマークへ行くのか実際悩みました。カーニバルは毎年あれども、ブレーメンでのKirchentagが次に開かれるのはいったいいつになることやら・・と思ったので)
ですが、このKirchentag、チケットがいるのです。通常入場が無料の教会ですら、この期間に限ってはチケットのコントロールがあります。そして、このチケットが馬鹿に高い!!一日で20ユーロ以上。日曜日までの通しチケットで90ユーロくらい。私には有り得ない金額です。ということで、ブレーメンにいるのに、チケットの値段が理由でこのイベントを楽しめないことへのストレスと向き合うのが嫌でデンマーク行きを決めました。正解だったでしょう。
でも、私には5月21日の木曜日がありました。この日一日はイベントを楽しむことが出来ました。21日祝日。この日はJesusが昇天した日です。
さて、プログラムを見て、ゴスペルの催しが集中する教会へ出向き、ワークショップとコンサートに参加。プログラムを買った際には、「どこでもチケットは買えるから」と聞いていたので、その場でチケットを買おうと思っていました。というのも、普通の教会に入るのに、料金が発生するというのが俄に信じがたく、チケットを用意することが勇み足になると困ると思ったから。しかも、いったい誰がチケット確認をするのか?どこでするのか?と疑問だらけだったので、馬鹿高いチケットは用意せずに出向きました。
ところがところが、やはりチケットは必要だったのです。このイベントのヘルパーが教会入り口に控えており、しっかりチケットチェック。しかもそこでの販売はなく、最寄りの売り場まで行かねばならぬ、という。持っていない私は断られるかと思いきや・・なんと中に入れてくれました。四角四面のドイツで、かなりの融通の利きようです。純粋に、ゴスペルイベントに参加したい気持ちと、チケットを買いたくないわけではない気持ちとが、伝わったのでしょう。闇雲に断ることはせず、外国人に優しく対応して下さったので、救われました。
結局、一日イベントを楽しみましたが、チケットを買わずに過ごしました。かなり得した感じです。その分しっかりゴスペルを歌って賛美したので、Jesusに感謝です。
長くなりましたし、何を書いているのか途中から分からなくなってきて、読み返す気力もありませんが、こんな感じで、私のKirchentagは終わりました。日曜日デンマークから戻ると、ブレーメンにはすっかり静けさが戻っていました。これくらいが丁度良いです。あまり人がいるのはこの街には似合いません。
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