火曜日, 4月 20, 2010

Bremenからこんにちは(88)大学入学のために あくまで備忘録

4月20日。語学のテストが終わりました。世界中で同じ日にちに同じ内容で開催されるテスト。TestDaF(テストダフ)。ドイツにある大学等の高等学校で学びたい外国人が、語学力の証明として受験するテストです。外国人学部生はほぼみんなこのテストをクリアしています。私の受験は3回目。いい加減諦めればいいのに・・という域です。まあ、1月に受けた試験の合格書でもって、このテストダフ証明の免除を申請し、許可を頂いているので、大学入学時に提出すべき語学力証明は、既に不要。今回の受験はただ、自分の力試し&納得したい・・ただそれだけの受験。そのために175ユーロという、下手したら一ヶ月は生活できそうな大金をはたいて受験。
・・の割にはコケた感が漂ってますが、自分でも成長を感じられる部分は少なからずあったので、よしとします。前回の受験より更に、テスト全体を俯瞰した回答の仕方が出来た気がします。

ここからは読み飛ばすほうが賢明。////
一応主な大学等(ブレーメン大学を例に)の外国人向け入学前提を書いておきます。
1 テストダフにおいて、読解、ヒアリング、筆記、口述の4部門のいずれも、各TDN3(3点)以上、計16点(つまり、4部門各4点ずつでもいいし、3、4、4、5点という配点でも可)を獲得すること。年6回開催。結果は6週間後。
2 テストAS という、一般常識かSPIか・・的な、高等学習機関で学びたい人間ならば最低限持っているべき思考回路を問うような核テストおよび、大学で学びたい学部により問題が異なる専門試験(といえども、この学部を学ぶにあたり、最低限こういう“頭”を持っていてね、という難しくはないテスト)(*語学力を問う試験ではないので、英語での受験も可能)。年2回開催。結果は5週間後。結局2つのテスト(語学テスト部門の受験が必要な場合もあり(B2レベルの語学力証明で免除))を受けるのですが、核テストでパーセンテージランク50%以上もしくは、核テストと専門テストを合わせた、合計パーセンテージランク50%以上で、OKというのがブレーメン大学。この基準は大学により様々なはずです。
3 受験学部により英語の語学力証明。中高と英語を学んだ日本人なら普通は余裕でクリアできるレベルB1の証明。(学部により更に上が求められることも。B1は最低ライン)(*ドイツ語頭になってしまってからの英語試験はストレスでしかありません。受験タイミングの考慮を)
1〜3の試験で手にすることの出来る証明書は、原則的に生涯有効なので、思い当たる人は早めの受験を。B1の結果は即。

注1)1の語学証明の代わりに、ゲーテインスティチュートのC1試験や、DSHなどを認める学校、その証明書にて語学試験の免除を受けられたりもします。
DSHを開催している大学は、独自に外国人入学希望者を対象に語学コース等を開講している大学が多いようです。勝手な推測ですが、DSHという試験&それを念頭においた各レベルの語学コースを格安で提供する大学は、学期事の学費が高く、DSHや大学が独自に語学コースを開講していない場合(入学希望者は独自に語学学校を探すことになり、この私立の語学学校の学費は高い)は大学自体の学費は安い・・、というカラクリがあるのでは?と思っています。

注2)2のテスト受験の代わりに、ブレーメン大学では“PREPARE”という一般常識取得コースが開講されています。4月頃までの申し込みで、10月1日の入学を目指す人向けなので、もちろん開講は6月の年1回。このコース受講でテストは免除。但し。コース受講には400ユーロほどかかります。逆に、テストASは2010年の受験は無料。

注3)大学学部入学の願書は、各大学が個別に受け付ているわけではなく、センターがまとめて管理しています。そこには、各種卒業証明書などをも送付する必要があります(英文で可)ので、諸々早めに入手しましょう。そのセンターで一度、ドイツの大学で学ぶにふさわしい基礎学力?があるのか云々が試験されて、応募の旨がセンターから大学へ通知される仕組みになっています。そのタイミングと、直接大学へ示すべき、上記1〜3の書類が、晴れて入学できるか、来年まで持ち越しか・・の分かれ目になります。この待機期間というか、外国人の入学準備学生期間(語学試験にいそしむ期間)は2学期(1年)認められ、第2学期の学費等を応募大学に払い込むことにより、センターに送りつけた願書、各種個人の書類はセンターの元を離れ、大学側へ届く、とまあこういう流れのようです。

10月1日始まりの新学期に向けての応募の締め切りは、7月15日。余裕を持った受験を!

誰に向けて書いているのかわかりませんが、まあこういうことです。

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