ブログの更新がかなり滞っていました。以前から何度となく書いていますが、7月18日から8月9日までとある“キャラバン”に参加していました。「Die Blaue Karawane」という団体で、「Blau」(青)をイメージカラーとする組織。空や海のように境界のない社会を・・ということで、精神的な障害を抱える人と普通の人、身体的な障害のある人とそうでない人、仕事のある人ない人、老いも若きも、男も女も関係なく、一緒に過ごせる社会の確立を目指す社会的な組織です。(多分)。この団体は1985年に組織され、今回で4回目のキャラバン。ベルリンからブレーメンまで、川や運河を伝って移動します。
我らのシンボルとなっているのが、青いラクダ。ウ゛ムナと言います。キャラバンにつきもののラクダ。私たちのラクダは青く、基本的にはボートに乗せて、水上を行くラクダです。そのラクダを都市の港に泊めて活動を行います。時には、地上を引っ張って移動させます。大きな大きなラクダで、これを分解し、地上に乗せ、組み立て・・の作業も一苦労です。また、ラクダ用のボート、ラクダの後ろにくっついて行く舞台ボートもあります。普通の船ではないので、(船舶免許を大勢の人が持っているとはいえ)移動させるのも困難が着きまといます。
テストが終わってから、長期部屋を開ける準備をして、何が起こるのか、どんな集団生活が待っているのか分からないままに参加。一人旅はよくしたけれど、集団で、しかも外国人と長期にわたって寝食を共にし、社会的活動も行う・・。不安ばかりでした。さらに、この団体の活動趣旨もはっきりいって正確には理解できていなかったので。
でも、その不安ははっきり言って杞憂でした。参加者はみな親切。そして、何よりもこの団体には、“少し変わった人”が多いのです。それが更に心地よい。何事も強制される事はないし、活動のスカジュールも緩い。結構のんびり過ごせます。尤も、毎朝朝食後に会議がありドイツ語が飛び交うし、会話はいつもドイツ語だし、日本語を話したり聞いたりして“耳口を休める”ことも出来ないけれど、キャラバンの一員である事がとても気持ちがいいのは事実です。
さて、具体的に何をしたのかといいますと。もろもろについては回を分けて書いて行きます。
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