
さて、言葉というのは面白いな、というのが、私の素直な感想です。(前回の文章で何が言いたかったのか、自分でもだんだんわからなくなってきましたが、多分、こういうことが言いたかったんだと思います。言葉にすると、シンプルですが、ああいうことをいろいろ思考した上で、「面白いな」と感じていると思ってください。結構重いデス。)
欧米人が日本語を勉強しているのをみると、頭の中を見てみたくなります。「言」(ごんべん)はどういう風に見えているんだろう。人(にんべん)は?「水」→「さんずい」、「草」→「くさがんむり」・・こういうのを意識しているのか、はたまたただの記号なのか。
それはさておき、ドイツ語を久しぶりに学び始めたわけですが、言葉を知らないうちは、目からの情報はすべて直接的です。(この言葉が正しいのかどうか不明ですが)つまり、「本が店先に並んでいるのを見る」→「あれは本屋だ」と思う。ということ。ここに決して「BUCH」(本)という言葉は介されていません。でも「BUCH」を学ぶと例えば、遠くから看板を見て、本屋の在処がわかる。とか、「MUSEUM」 という単語を知れば、建物に入るという直接的行動をとらずとも「美術館」であるということを認識できるわけです。
新聞や広告も眺めるのが好きですが、ここでも面白いのは、学んだ単語は目に入ってきますが、知らない単語はスルーします。(無意識に)。そして毎日同じものを眺めていても、「あ、この単語今日習った・・」って具合に、毎日読み進められる&得られる情報が増えてきます。少しずつ上達することに満足しているのでは決してありません。ただ、不思議だなあと思うのです。
ただのローマ字の羅列だった単語が、いきなり意味を帯びたものに変化する瞬間が・・・。
それは耳からの情報も同じで、耳で聞いて、音だけ分かっていた単語に、表記と意味が付け加わると、理解度は一気に増します。そして、その語が発せられていた理由や意味までもが納得できる・・・そんな瞬間もあります。
だからだから、ことばを学ぶって、非常に面白いのです。
(まったくもって普通の一般的な感想ではありますが、書いてみました)