
ブレーメンは好きで選んだ都市ではありません。不可抗力でここになりました。本当は南の方、バイエルンがよかった。もしくは、森鴎外のベルリン。太田(大田やっけ?)豊太郎のあるいたベルリンを歩きたかった。だって、北の方ではハンブルクに滞在したことがあるけど、そこは半ば北欧都市やったから。ドイツ的な部分を感じるのには、物足りなさそうで。
でもブレーメン。とっても気に入ってる。まず、大都市ではないこと。田舎育ちなので、大きな都市は疲れます。フランクフルトとかめっちゃ疲れるしねえ・・。そして空港が近い。(格安航空がヨーロッパ圏内就航しているようで、結構みんな使っているらしい)。でも一番大きな理由は、川かなあ。
ウェーザー川というのが流れている。別に、この川の恵みを市民が受けている訳ではなさそうだけど(川魚が豊富、とか、水はここから汲む、とか、川で泳ぐ、とかそういうことではないけど)、川があるというのは、私にとっては大きい。育った環境の影響だろう。海ではなく、淡水。飲むことはできなくても、ヘドロだらけではなくて結構きれい、であるのが条件だけど。
川辺の風景、というのは、それだけで素敵。そして安心する。これって、自分自身が枯渇する心配がない(もし何も食べるものがなくなったら、川も水でも頂戴しよう)という本能が働いているのか。生命の生まれた(のは海??)水に、自分のルーツを感じるのか。とりあえず、とっても好き。
ブレーメンって悪くないよ、と思う。でもこのままほどよい田舎をずーっと護って欲しいな。
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