日曜日, 9月 28, 2008

つぶやき(3)ことばを学ぶと言うこと1

「宝物」を挙げたとき、(家族や友人以外を想定して)「ことば」と書いたことがあります。ことばは、神様から人類への尊い贈り物だろう、と。ここにキリスト教的考えは皆無です。ただ純粋にそう思うだけです。
ドイツに来たのは初めてではありません。3回目です。初めて来たときの印象が強かったのでしょう、(影響を受けやすいと言うか(汗))それ以来「ドイツドイツ」と喧しく、まあ、多少(だいぶん?)遠回りしましたが、こうして10年以上思い続けたドイツに降り立ったわけです。はい。
初めてドイツに来たとき、青色の5年パスポートでした。署名欄は漢字を用い、「***子」と。高校生だったので、学生証も携えていき、欧州在住の友人に学生料金の適用を・・と試みていましたが、漢字の学生証は欧州人にしたらちんぷんかんぷん・・パスポートのローマ字表記と署名の漢字の姓名と、学生証の氏名がすべて「=」(イコール)であることを即座に判断するのは不可能。で、まあ結局学生証は役立たなかったと記憶しています。欧州で漢字は通用しないことを悟りました。(当たり前)。
さて、中国南京に1年留学したときは、10年パスポート。前回の反省をふまえ、署名はヘボン式ローマ字できれいなお手本のように「**N* ****K*」。ここで注意・・・なのですが、署名をローマ字にしたばかりに、パスポートには、私の戸籍上の名前表記が一切登場しないことになるわけです。(後ろのページの所持人情報云々の所は任意記載でしょうか・・書いていません)。中国では留学でしたので、学生証が現地の大学から支給されました。恐るべき事に、そこでは全てが漢字です。日本人はいいです、そのままの漢字を少し中国風にアレンジするだけだから。欧米人もみな漢字になってしまいます・・・。だから、学生証とパスポートを照らし合わせたとき、またまた、同一人物であることの照合が困難になるわけです。「招待所」という中国現地人のための安宿に泊まりに行った時、(中国の田舎のため、英語は×)「パスポートは何がかいてあるかわからん」という風に突っ返されました、まあ、日本語とローマ字、英語だけですから。しかも、日本人の辛いところは、ローマ字表記と漢字表記で中国語読みがまったく違ってしまうことです。
(ややこしいですな。)つまり、
私「こびる」としましょう。ローマ字で「KOBIRU」とします。本来このHNは漢字があり「古美る」と書きます。(今回は中国語がからむので便宜上「る」に「留」の字を充てます)戸籍上「古美留」。ローマ字「KOBIRU」。読み「こびる」。日本では何の問題もありません。しかし、これを中国人が見たらどうなるか「GU MEI LIU」(グーメイリウ)(そしてちゃんと四声があります)と読みます。「こびる」と「ぐーめいりう」、どう考えても同一人物には思えません。そして、中国人が「古美留」をローマ字表記すると「GU MEI LIU」こうなるわけですから、彼らには「KOBIRU」などという音は一切でてこないのです。ああ、ややこしや。だからだから、あたかも2つの名前があるかのようになってしまうわけです。その点欧米人は、表記が漢字になりますが、ほぼ音から漢字を充てる場合が多いので、「Mary」だったら「瑪莉」(MA LI)みたいに。

めちゃくちゃ前振りがながくなりました・・・。

今回はまた10年のパスポート、今回はICチップ入りに更新をしてきました。(年齢がばれるな・・・)。署名は、本当の意味でのサイン(Signeture)(スペル怪しい)にしました。印鑑の代わり的要素もあるサイン、です。

はい、ここから、どのようにこのタイトルの文章が続いていくのか、ということですが、(ブレーメンやドイツ、ドイツ語と一切関係ないことばかり書いたようです)。回を分けることにします。(続く)

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