サマータイムがどうのこうのという話を以前書いた。この26日がその最終日だと。そして私はそう理解していた。十分に注意していたつもりだった。その時間が近づけば、オーナーや同居人に「これってどうなの?いつ?」なんて質問してみるつもりでいた。
語学学校でもこの件は一切話題にならなかった。週末金曜日でさえ。ヨーロッパ&地中海沿岸からのクラスメイトばっかりなので、サマータイムが彼女らには普通のことだからかも知れない。
さて、先にも書いたが、日曜日はコンサート。フライマルクト内の遊園地のとあるテント内で開かれる。当然どのテントなのか見分ける自信はなかったので、メンバーの一人と待ち合わせをしていた。
日曜日当日。(携帯の)目覚ましは8時半にセット。約束は10時半。2時間あれば余裕というか2時間は私にとっては最低限必要。
朝方から携帯で時間を確認しながら「まだもうちょっとあるなあ」(あまり寝ぼ助ではなく、どっちかというと朝型人間なので、寝もしないのにベッドに入っているのは苦痛)、すこし時間をもてあましつつ、結局目覚ましに頼らず、8時少し前に起床。
起床して、机の前に置いてあるアナログ時計を見て、一瞬 固まりました。
9時。
?????????????
もしかしたら、電池切れでずっと動いていないの??? いやそうではないらしい。あわててパソコンを付ける。すると8時。
ううううううーんいったい今何時なんだろう。9時なのなら急がないと待ち合わせに間に合わない。
この日曜日がサマータイムから普通の時間に移行する日であることは分かる。でも、これって今日が終わってからではないの?もう元に戻ったの????サマータイムについて調べる。もしかしたら日曜日の深夜2−3時の間が移行時間であった(ある)らしいことが分かった。でも確証が持てない。
分からないことだらけで、起き出したオーナーに確認しにいく。オーナーの部屋はアナログ時計だらけ。すべて9時。そして、その時間差を彼女は大事だと思ってないらしい。「前は10月最終日に移行するはずだったんだけど、日曜日なのね・・多分1時間戻ってるわよ〜」なんてのんき。
部屋に戻って、確認すべくラジオを付ける。
いつも音楽が主に流れる番組なので、時刻の読み上げがない。あらゆるサイトを見てみる。たまに、サイト内で、時刻カウントをしているものがあるから。ドイツのサイトでそれがないか確認。観光局も、ブレーメン市も、語学学校も、電車も、どの組織・会社も「時計」を設置していない。
サマータイムに
外に出かけて、教会の時計を確認(これは大きいので、人様に与える影響は計り知れないので、正しくないわけがない、と思いたい。しかし、あれはアナログでしょ?そんな深夜に針調整してるの??自動???。定かでない)しようかと思ったが、そんなことするより9時であったこともふまえて、準備が先・・と急いだ。
結局心底安心はできなかったが、待ち合わせ時刻10時半(携帯の時計で9時半)になっても携帯が鳴らなかった「どこにいるの?遅いわよ」ので、多分、サマータイムは終わったんだろう、と思うことにした。
そして、その通りだった。
1時間違うだけで、こんなに惑わされるものなのか、と。驚きである。
そもそも予兆はあった。土曜夜23時。もうそろそろ寝ようかな・・と思ったとき、携帯の電波が0になった。地下でもアンテナが立つのに、0になるなど有り得ない。
故障か???と思っていじくり回していたら、回復。
もしかしたら携帯は時間調整の準備をしていたのかもしれない。
しっかし、携帯やパソコンが自動で、この一時間の時間調整をすると思っていなかったので(馬鹿にしすぎ?)、びっくりしたのである。
心づもりをしていたのに、静粛な気分でサマータイムの終わりを体験することができなかったのが最大の心残りである。