水曜日, 10月 29, 2008

Bremenでの・・・コト(66)ベルリーナーとビクトリア


ドーナツです。ミスドのドーナツで言えば、エンゼルクリーム的なやつとフレンチクルーラー。フレンチクルーラーって固有名詞ではなく一般名詞やと思っていました。どうやらそうではないんですね。ビクトリアが広く一般に使われる名詞かどうかは知りませんが、ベルリーナーは市民権を得ているようです。知りませんでした。これが、結構どのパン屋さんでも、お買得商品になっていることが多くて、5つで3,89ユーロ!!とか、そんな具合です。
私はドーナツはあんまり好きではありません。おいしいドーナツを食べていないからかも。油の味をもろに感じるので・・。でもこちらにきてビクトリアはたまに食べるようになりました。疲れているときとか特に美味しい。この前買ったビクトリアは揚げたてで、温かくて大満足でした。
私がビクトリアを食べ、ベルリーナーを食べない理由。→かぶりつきにくいから。円の縁をもつベルリーナーは一口噛んだとき、口に入らなかった縁部分が唇の端にくっつきます。砂糖まみの生地が唇の端にくっつくと、気持ち悪い&スマートに食べれないから。その点ビクトリアはちぎることもできるし、表面に起伏があるので、アプローチしやすい(小腸の柔突起が表面積が広くって**を吸収しやすいのと同じやと思って下さい)。それから、ビクトリアの方が軽そうだから。ベルリーナーはお腹にもたれそう。
以上の理由です。
ハロウィンの時期、カーニバル(謝肉祭)の時期だからでしょうか?このお買い得価格での大売り出しは。キリスト教関係の年中行事はよくわかりません。調べてもピンときません、すみません。(これでよく教会に行き、ゴスペル歌ってますね、って感じですねえ)
写真。。。。。。。。。撮ってません。→時間差で看板だけ撮影・・

火曜日, 10月 28, 2008

Bremenでの・・・コト(65)同居人の食性


同居人はドイツ人だ。生活時間帯が少々異なるようで、あまり顔を合わさない。私が同居人の変化に気が付くのはキッチンを使うときくらい。買い物に行った行かない、ご飯を部屋で食べた、食べない。
食べたら食器をまず洗うという習慣がないのか、流しに放ったらかしのことが多かったので、堪りかねて注意しておいた。
そのほかまあ、不満がないわけではないが、とりあえずは「イライラ・爆発」の範疇ではない。
さて、この同居人。嫌いになれそうにない。その理由が1つ。食の好みが似ている・・こと。同居人の買い出し食材をみると、ほぼ野菜中心。ペーストやサラダ、乾物なども、私が「これ一回買ってみようかな」なーんて思えるものばかり。あまり家での食事をしない忙しい人らしく、食材が大きく動くことはないのだが、備え食材のラインナップが同じ。
手にとって(勝手に。ごめんね)裏表示をみたりさせてもらっている。
どちらかが、両方の食事を作って・・ってスタイルの同居をしたとしても、「食」についてはうまくやっていけそうな気がする同居人である。
オリーブのペーストみたいなやつの瓶入りがおいしそうなので、今度はそれを買ってみようかと企んでいる今日この頃。

Bremenでの・・・コト(64)終わりは突然やってくる

サマータイムがどうのこうのという話を以前書いた。この26日がその最終日だと。そして私はそう理解していた。十分に注意していたつもりだった。その時間が近づけば、オーナーや同居人に「これってどうなの?いつ?」なんて質問してみるつもりでいた。
語学学校でもこの件は一切話題にならなかった。週末金曜日でさえ。ヨーロッパ&地中海沿岸からのクラスメイトばっかりなので、サマータイムが彼女らには普通のことだからかも知れない。
さて、先にも書いたが、日曜日はコンサート。フライマルクト内の遊園地のとあるテント内で開かれる。当然どのテントなのか見分ける自信はなかったので、メンバーの一人と待ち合わせをしていた。
日曜日当日。(携帯の)目覚ましは8時半にセット。約束は10時半。2時間あれば余裕というか2時間は私にとっては最低限必要。
朝方から携帯で時間を確認しながら「まだもうちょっとあるなあ」(あまり寝ぼ助ではなく、どっちかというと朝型人間なので、寝もしないのにベッドに入っているのは苦痛)、すこし時間をもてあましつつ、結局目覚ましに頼らず、8時少し前に起床。
起床して、机の前に置いてあるアナログ時計を見て、一瞬 固まりました。
9時。
?????????????
もしかしたら、電池切れでずっと動いていないの??? いやそうではないらしい。あわててパソコンを付ける。すると8時。
ううううううーんいったい今何時なんだろう。9時なのなら急がないと待ち合わせに間に合わない。
この日曜日がサマータイムから普通の時間に移行する日であることは分かる。でも、これって今日が終わってからではないの?もう元に戻ったの????サマータイムについて調べる。もしかしたら日曜日の深夜2−3時の間が移行時間であった(ある)らしいことが分かった。でも確証が持てない。

分からないことだらけで、起き出したオーナーに確認しにいく。オーナーの部屋はアナログ時計だらけ。すべて9時。そして、その時間差を彼女は大事だと思ってないらしい。「前は10月最終日に移行するはずだったんだけど、日曜日なのね・・多分1時間戻ってるわよ〜」なんてのんき。
部屋に戻って、確認すべくラジオを付ける。
いつも音楽が主に流れる番組なので、時刻の読み上げがない。あらゆるサイトを見てみる。たまに、サイト内で、時刻カウントをしているものがあるから。ドイツのサイトでそれがないか確認。観光局も、ブレーメン市も、語学学校も、電車も、どの組織・会社も「時計」を設置していない。
サマータイムに
外に出かけて、教会の時計を確認(これは大きいので、人様に与える影響は計り知れないので、正しくないわけがない、と思いたい。しかし、あれはアナログでしょ?そんな深夜に針調整してるの??自動???。定かでない)しようかと思ったが、そんなことするより9時であったこともふまえて、準備が先・・と急いだ。
結局心底安心はできなかったが、待ち合わせ時刻10時半(携帯の時計で9時半)になっても携帯が鳴らなかった「どこにいるの?遅いわよ」ので、多分、サマータイムは終わったんだろう、と思うことにした。
そして、その通りだった。

1時間違うだけで、こんなに惑わされるものなのか、と。驚きである。
そもそも予兆はあった。土曜夜23時。もうそろそろ寝ようかな・・と思ったとき、携帯の電波が0になった。地下でもアンテナが立つのに、0になるなど有り得ない。
故障か???と思っていじくり回していたら、回復。
もしかしたら携帯は時間調整の準備をしていたのかもしれない。
しっかし、携帯やパソコンが自動で、この一時間の時間調整をすると思っていなかったので(馬鹿にしすぎ?)、びっくりしたのである。
心づもりをしていたのに、静粛な気分でサマータイムの終わりを体験することができなかったのが最大の心残りである。

日曜日, 10月 26, 2008

つぶやき(7)雨ばかり

ゴスペルクワイアでイベントに参加。礼拝+ステージというやつで、フライマルクトにあるHanseZeltという仮設ビアホールで行われました。教会の牧師さんももちろん来てお話を。(何言ってるのか分からないので神妙な顔をしているだけ)。
まあ、クワイアのメンバーや教会のメンバーにはそろそろ顔を覚えてもらい(今回のステージは、広く公衆が集うビアホール内でのコンサートなので。他のドイツ人にしてみたら、「アジア人がいる」みたいな感じかな。尤も、私のクワイアの代表や事務方は黒人さんで、クワイアをリードしてくれるシンガーもほぼ黒人さん。黒人と白人が一緒につくる世界というのが売り??のようです。ほんと素敵です。)
牧師さんのお話にも、「このクワイアはどーのーこーの」という台詞があるし、「黒人と白人が***」と何度も出てきます。でも今回は、そこに「日本人もいます」みたいに話に挟んでくれてはりました。ちょっと嬉しかったです。

前回のステージも雨でしたが今回も雨。日本の私のクワイアは「嵐」を団体名に冠しているからか、ライブは雨や嵐が多いのですが、まさか、ここのクワイアまでよくない天気と縁があるとは思いませんでした・・・・。

素敵な午後を過ごさせてもらいました。感謝します。

Bremenでの・・・コト(63)祭りの後・・・



土曜日はフライマルクトのパレードが催されまして、私の居住場所のすぐ近くがスタート地点になっておりました。多分このフライマルクト関連の催しがブレーメンでは一年で最大のイベントなのではないでしょうか。(日本で、秋に運動会や文化祭があるのと同じようにハーベストの季節にはどこもお祭り〜〜なのでしょう。バイエルンのオクトーバーフェストも然り。)
格好の撮影機会ということでカメラを携えて出かけました。カメラは素人で、日々勉強中・・なので、今回も人混み&移動する人々を収めるのには苦労・・・。
このパレード各団体がいろいろコスチュームなどをまとったりして、練り歩くのですが今年は138の団体が参加。街道に集まる観衆にお菓子を投げ渡したりして(キャンディーを子どもに)、観衆はお菓子用の袋やキャッチするための傘を広げたりしていました。街道にはいつになく、カフェスタンドなどが設置され、もちろんトラムはこの時間は運休。
同じ場所でずっとカメラを抱えているのも面白くないので、パレードと同じ方向へ歩くことに。(そっちに用事があったのですが、トラムはないので歩くしかない)町の中心部まで来ると、おおおお凄い群衆です。こんなに人が集まっているのは始めて見ました。そして、そしてなんとも不便なことに、パレードの通路を容易に横断することが出来ない。向かいの店に入りたいのに、ずーっと柵やロープが張り巡らされ、警察が警備にあたっている。もちろん乗り越えるような人はいない(もし誰か乗り越えていたら、便乗しようかと思っていたのに断念)。
「渡りポイントはココ」という標識もあるにはあるが、機能しているのかどうか。この時間帯は、純粋なる買い物客はおとなしくして、パレード見物客がルールを支配していたようです。
でもでもなんとか迂回に迂回を重ねて対岸(??)に渡ることが出来、用事を済ませ、再度家の方向へ・・・。パレードはそろそろ終盤。家に着く頃には全団体の山車(的なもの)が、自分のいる場所を通過し、静けさが残りました。あっけないのは、終わったと同時に、見物客が速攻帰り出すこと。余韻もへったくりもありません。そして、道路の清掃が開始されました。
食べもののカスやビラや・・であれだけ汚かった道路が一瞬にしてキレイになっていきます。そして数十分後には何事もなかったようにトラムが走り出しました。あのにぎやかさ・・夢を見ているような、狂喜狂乱の(言い過ぎか??)時間でした・・・。

金曜日, 10月 24, 2008

Bremenでの・・・コト(62)基本中の基本

久しぶりに大きく買い物をしました。(勢い余っていろいろ買ってしまいましたが)靴を買いました。中古ではなくサラを。というのも、必要になったからです。というのも、日曜日にゴスペルクワイアでイベント出演します。前回の練習の際に、事務方からの連絡で、「衣装はローブ(揃いの正装)、なければ黒。靴は黒」とのお言葉があり、理解できてしまいました。(前回のライブの時は知らなかったので、別の色の靴で出演)。聞き取れたのに、黒を履かないのは問題だ、と思い、黒靴の調達へでかけました。
まあ、高いものから安いものまで日本と同じように揃っています。(高級ブランド店はありません)。海外メーカーのものばかりで、知っている名前はほとんど無し。素材もいいのかわるいのか・・・よく分からず、まずはデザインでいろいろみて回りました。どいつもこいつもしっくりこない。履いてみると更にしっくりこない。
靴というのは、日々身につけるものの中で最重要品・基本中の基本ではないでしょうか。文明生活を送る限り、靴は欠かせません。(履き物は欠かせません)。スカートが長かったり、シャツの袖が短かったりしても一日くらいまあ、我慢できますが、合わない靴をはき続けることほど苦痛なことはありません。
さらに、私は、ほぼスーツ着用に(近い)社会人生活を送った試しがないので、いっつも楽な靴ばかり履いておりました。よってタダでさえ、甲高幅広な足がさらに幅広に・・(パンプスなどで先をきゅっと締め付けられる瞬間がなく、常に開放状態)。だから足もそれに慣れてしまって、先のとんがった靴はもう履けません・・・・・。だからだから更に靴探しには苦労するのです。日本でも苦労します。こちらでは尚更。幸い、背のわりに靴のサイズは普通にあるので、サイズが合わないことはなし。
本当に靴探しは疲れます。自分の靴を脱いで、試着して、脱いで、自分の靴を履いて・・の繰り返し・・・。何度も何軒も回ってやーっと比較的足にフィットする靴を見つけました。値段を見てちょっと驚きましたが、「安かろう悪かろう」ではいけないので、買っておくことに。素材も悪くないようですし、適当なヒールもあります。(少しくらいヒールがないと、ゴスペルメンバーと並んだ際にでこぼこが激しくなります。女性でも大きい方が多いので・・・)
この際だから〜と服も買ってしまいましたが、メーカーによってサイズが本当にまちまちです。自分に合うサイズも34−38までいろいろ。一つ一つ試着しながら買いましたが、服を脱いだり着たり・・・・冬のショッピングは疲れます・・。でも楽しいんですけど。

木曜日, 10月 23, 2008

Bremenでの・・・コト(61)怪しげなメニュー



オリーブオイル漬けばかりでは芸がないので(飽きたわけではない)、かつ、家も定まって荷物を増やすことが出来るので、違うものを作ってみることにした。スーパーのサラダコーナーで買ったサラダが、まずまずの味だったので、同じ味付けを目指すべく。量り売り総菜ではないパックに入った**サラダというものは結構売っているけど、マヨネーズ風味で保存料がいっぱい入った日持ちするものが多い。しかしこのマヨネーズ風味的なものがおいしくない。酢がきつすぎるように思う。まろやかさがない。日本のマヨネーズは多分奇跡に近い味のような気がする。しかし、こちらでマヨネーズの購入することは(味も保証がないし、且つ)コレステロール値的に危険なので、本来の味は知らないが、そもそもおいしくないのかもしれない。さてさて、目指すはそのまずまずおいしかったサラダの再現ですが、これは豆、チーズ、パプリカ、たまねぎなどがマリネっぽくなったサラダ。
頼りにしたのは、そのサラダのパックの裏にはってあった原材料表示のシール。豆、ビネガー、チーズ、パプリカ、たまねぎ。そしてハーブ類・・比較的シンプルなものばかりのようで、(保存料とかはもちろん用意できないが)スーパーなどで見つけることが出来た。こういう買い物は、何を買えば良いのかが明確なので分かりやすい。買ったものを使用した際の味が想定できるので迷いがないから。何も分からず、「ビネガーが欲しい」とスーパーに行っても、分からない単語に惑わされ、結局何も買えないことが多いので。(口に入れるものだから必要以上に慎重になる。そのまま食べられるのか、加熱が必要なのか、とか分からなかったりあやふやだったりすると不安だから)で、今回はだいたい必要な食材などを、もったいなくない範囲で材料を揃えることが出来た。いざ調理!

迷ったのは、これはピクルスかマリネか。私の作りたいものは日持ちすることを想定したもの。そうするとピクルス?になる。でもピクルスにはチーズはおかしい。もしかしたら、そもそも作ろうとしている惣菜は日持ちを考慮したサラダではないのかもしれない・・・。根本的に間違っていた?????なんて考えながら、ともかくあのサラダの味の再現を目指しつつ、ドレッシングというか、混ぜ液の配合をあれこれネットで調べつつ。液は沸騰さすべきか、パプリカやたまねぎは火を通すべきか、とか、水を沸騰させないまま混ぜるのは保存の観点から避けるべきだ、とか。チーズは洗う??いや水はご法度??とかいろいろいろいろ考えつつ・・・。豆の水煮缶も、豆自体はやわらかそうでしたが、そのまま使って良いものかどうか(もしかしたら、水洗いしてね、とか注意書きがあるのかもしれない。世界の常識は分からないから)分からないので、念のため一煮たちさせ、もちろんつけ液も煮立たせ、すべてを液に漬けた。原材料の中にあった、サラダオイル(オリーブオイルで代用するつもりだったけど)を使わず、私の考える「マリネ」することとは違う代物になったようですが、色はきれいです(当たり前だけど)。一晩置いて、食してみよう(ちょっと勇気がいる)と思います。味が足りなければ、上からオリーブオイルで味をカモフラージュしてしまおう。

ムムム食後感。食べられなくはないです。砂糖が少なく、酢がきつい。酢好きなので耐えられますが、味の濃いメイン+このサラダ。の組み合わせなら箸休めというか、味のバランス的にいいのかもしれないけど、このサラダだけをメインにする(動物性蛋白はほぼとっていないかも。動物由来のものはヨーグルトとチーズだけかも)とどうも味のインパクトに欠け、満足が出来ない。こってり感を脳が求めてしまうようです。その点、オリーブオイル漬けはやはりこってりしているので満足感が違います。(しかもあれだけの油分を採っても胸焼けしたりしないのがすごい)。
→大量に作ってしまったので、暫くは我慢して食べますが、次からのビネガーの用途を考えなければなりません。まずくは無いんですが、ね。(基本的に、このサラダを不味くする原因となるものが含まれていないので、不味くなるはずがないのですが・・・)

火曜日, 10月 21, 2008

Bremenでの・・・コト(60)時間の不思議


地球上で時差が生じるのは理解できます。閏年で一年の長さを調節している日本の方針も理解できます。1日24時間。地球を球状(実際は、自転していることなどもあって、南北に押しつぶされたような扁平な形をしております。)として、15度間隔に経線を引いて、一つ1時間の差、と。
イギリスのグリニッジが東経0度、日本の明石が135度。よって9時間差。ブレーメンはイギリスと1時間時差があるので、日本とは8時間差。
しかし、サマータイムというものがあります。3月から?10月の最終日曜日まで時計を一時間早めてます。だから今は日本との時差7時間。
この週末(というか、日曜始まりの週カウントでいけば来週の頭)、サマータイムがおわりを告げる瞬間に立ち会うわけですが、なんとも不思議な間隔です。10月26日(日)の午後11時。本来ならあと1時間で27日。なのに、この瞬間だけあと2時間後に27日を迎える計算になります。(という認識であっているのでしょうか。このへん明確にしておかないと・・)
まず、不思議な現象。ドイツ:午後11時。イギリス:午後10時。→ドイツ再午後11時。イギリス;午後11時→ドイツ:翌午前0時、イギリス:再午後11時。となるのだとしたら、一瞬時差の内瞬間が生まれます。サマータイム調整時間帯に入った国と、そうでない国。もし、こういう調整の仕方ではなくて、例えば、東経0度を基準に、この国の日付が変わる瞬間に併せて時間を戻すのだとしたら・・、ドイツは一旦27日を迎えたその深夜に更に一時間増やすことになります。
さて、いったいどっちなのでしょう。(でも、別大陸でもサマータイムが実施されていることを考えれば、各国ごとに深夜の時間帯に時間調整をしないと大変なことになりそうです。)
私にとっては、月曜の授業が、何時から始まるのか、に気を付ければいいだけですが、国を超えての株取引とか、そういうのが絡むと・・・・。

しっかし、人間というのは勝手な生き物だなあ・・とつくづく。勝手に便宜的に作った24時間。その24時間の進み具合にすら満足できず、またまた勝手にサマータイムを作って、時間を1時間進めたり早めたり。そして、不思議なことに誰も異論を唱えず、当たり前のことのように、時間が過ぎていく。毎日午前7時発の列車は、たった一日違うだけで、それまでなら午前8時であったろう時間に「今が午前7時です」と堂々と出発する。
時間なんて固定的不変的ではないのに、時計が指し示しているだけで、堅強な後ろ盾を得た存在になれる。
「10月は、太陽がここまで昇ったら授業開始。11月はここまで昇ったら開始ね〜〜!」のほうがよっぽど確実。時計崇拝?が根本から覆されることはないのでしょうか。。

写真はサマータイムの終わりを告げる広告の一部。「一時間余分に眠れますよ」的なことが書いてある模様。

日曜日, 10月 19, 2008

Bremenでの・・・コト(59)在庫処理


無職というのはこんなにも暇なものなのでしょうか。友達もそんなにいるわけでもないし(まあ、日本にいても毎週末友達を遊んでいる感じではありませんでしたし、仕事があったので、なにかと週末にはすべき事がありました)、散財して遊びまわるわけにもいかず。カメラを持って出かけるのは結構な愉しみです。(ブログ写真は専らノキアの携帯君が頑張ってくれていますが)
時間があるので、クッキーを焼くことにしました。生地を寝かして型をとったりするのは、やっているうちに飽きそうなので、混ぜて焼くだけのロッククッキー。揃える材料も必要最低限で済みます。思い立ったのは土曜日。日曜はどこも店が閉まるので、まず買い出しに。いつもたいした料理はしない(**のオリーブオイル浸しばかりです。)ので、すべて揃えます。小麦粉。卵。(砂糖はジャムを作っていたときに買いました。ベーキングパウダーは、キッチンの引き出しに入っていたので拝借することにします)。バター(無塩じゃないとねえ・・・なんて思っていましたが、ここではバターが有塩のほうが有り得ないのかも。1種類しかない模様)。それからレーズン。バニラエッセンスとかは、他の用途が余り無いので却下。持論として、小麦粉、砂糖、卵が混じり合って火が通っていれば、不味いわけがない!!(不味くなる理由がない)というのいがあるので、これだけ。食料品を買ってから気が付きました。(気が付いてよかった)。泡立て器やヘラがない。これは調達しておかねば〜〜と売り場へ。一つ一つ(私には余り出番のない器具ながら、結構高額ですね。)。篩いやボウルやスケールも無いことに気が付きましたが、篩わない。ボウルとスケールは借りることにしました。(結局スケールをオーナーは持ち合わせて居らず、計量カップにて代用。篩は、ザルのセットを土曜日夕方のフライマルクトにて購入しまいしたが、土曜日のクッキー作りの段階では篩わない!を徹底。)

さて、準備完了。グラム表示のものを計量カップで計る時の換算率などを調べて(計量カップに実は記載があった(小麦粉**gはここまで・・と)のですが、気が付きませんでした(汗))。まぜまぜ。
しかーし。すっごく重大なミスを犯していました。小麦粉のみ分量が半分!!作りながら「やけに固まらない」と思っていたら案の定。砂糖とバター、ベーキングパウダーが倍。オーブンに入れる前と後では大きさが倍以上違うし、「えっ???クッキーってこんなにふくらんだっけ???」と目を疑いました。しかもこのオーブン上からの熱しかないようで、2段の天板を使用しようと思っていたのに適わず・・。ということで、かなーり大変な形のクッキーができあがりました。でも、持論通り。味は非常によろしい。バターがあれだけ入っていたら贅沢きわまりないクッキーです。はい。
お使いものとして使用しようと思っていたクッキーですが、まあ、一回目は練習と言うことで(オーブンなどの様子見)、オーナーと同居人にお裾分け。大半は教会へ持って行くことに。
幸い、日曜午前の礼拝には(何度も言いますがクリスチャンではありません)年配の方が多い。いつも礼拝後珈琲とクッキーが振る舞われるので、そこにいっしょに出してくださいと持っていきました。「見た目より質」重視のドイツ人ですから、形のまずさは許してもらえるだろう・・と願いって。
やはり食したのが高齢な人たちだったのがよかったのか(?)(ハイカロリーすぎなのであまり身体にはよくないと思うけど)、味は濃厚でお気に召されたようでした。ということで、失敗作の処分は完了。
そして、もう一度分量通り本番!!昨日購入のザルセットで、気分だけでも篩もできたし、まあ、出来上がりもそこそこでしょう。但し形は良いけど、バターは昨日の半分。エコノミーなクッキーです・・・。

土曜日, 10月 18, 2008

Bremenでの・・・コト(58)FreiMarkt


昨日金曜日からフライマルクトとやらがはじまりました。伝統あるものらしく、973回目(一年1回でしょう)。テーマ?は"Ischa Freimaak" (意味はよく分かりません)フライマルクトというから、フリーマーケット(蚤の市)のようなフリーマーケットかと思っていました。午前中に町に出たらこのフライマルクトのポスターが目に入りました。なんだかチケットを買うことが必要な催しのように思えました。子ども**ユーロ、家族で**ユーロ・・などという文字が見えたので。(これが結構な金額で・・)でも興味津々。
オーナーの女性が、「一緒に行こうか」と言ってくれましたが、こんなに高いのならもったいないなあ・・・ただのフリーマーケットでと思い、断ろうかと思いましたが、どうやらフライマルクトというのは、この時期だけ(2週間)現れる遊園地だということです。入場料もいらない、と。それで自転車で出かけることに。始まった当時からの名残でフライマルクトというのではないでしょうか?
中央駅の裏側の敷地に、ジェットコースターや観覧車や数々のお店が並び、そこが何もない駅裏の広場だったことが信じられないくらいです。
オーナーの女性と観覧車に乗りました。この観覧車。ガラスがないのです。結構高いんですけど。しかも客が少なかったからでしょうか。5つぐらいのゴンドラに客を乗せた後、ハイスピードでぐるぐるぐると何回も何回も回転。他のゴンドラには客を乗せずに。不思議な観覧車体験でした。
そして町で売り出されていたのものについてもやっと納得。アトラクション用のチケットだったようです。もちろん都度支払いもできるし、何にも乗らず食べず、遊ばず帰ってもいいし・・と、まあ自由に遊びなさい、という催し。
このポーランド人女性。年齢的にこんなイベントはゴメンなのかと思っていましたが、本人も結構愉しんでおられました。連れて行ってくれてありがとう。なんだか親子で遊んだ気分でした。
(彼女は私の写真をぱしゃぱしゃ撮ってました。(何に使うのだ??)2人でも撮りましたが、個人情報満載なので後ろ姿、ね。)
(ちなみに、街中お祭りの感じです。収穫祭的な意味もあるのかな?学校も秋休み中のようですし)

Bremenでの・・・コト(57)家のこと再び


日本とは違う、階のことについて書きたいと思います。ヨーロッパとかはだいたいこんな感じの家なのではないでしょうか。住んでいる家は結構古い家だと部屋貸しの方(正確にはオーナーさんではないのですが、便宜的にオーナーの女性とします。今後は)が言っていました。外国でエレベーターとかに乗ると、1階が1階ではないことにとまどうことはよくあります。1階がGF(グランドフロア)だったり。それはここでも同じで1階が「EG」です。2階が「1」。大きなスーパーとかだと階が多いので結構とまどいます。
さて、家ですが、写真右側に写っている階段を登ったところに正面玄関があり、ここから入ります。一つの棟に2家族(私たち間借り人+オーナーかたまりと、別の家族)が住んでいるようです。正面玄関を開けると、そこでまた2つのドアがあり、一つのドアは2階、3階へと続き、1つの部屋は(多分1階部分使用+もしかしたら上階層もあるのかも。)もう一つに家族用のドアです。よって正面玄関横のバルコニー的場所とそこに見える白い枠の窓は別家族のものです。さて、写真の左側下(自転車の向こう)にカーテンの掛かった窓(左)とドアが見えますが、これは半地下のようなところです。ここにも普通に部屋があることが多いですが、
その他の部分は、洗濯機だったり蔵のような役割の部屋だったり、やはり地下的な空間。
ブレーメンに来て1つ目の部屋は、南向きに窓があり、一日中太陽があたるのでとってもぽかぽか。その辺は気に入っていました。2つ目の部屋がこの半地下。太陽が当たらず、(湿気はないものの)なんだかじめじめ。窓を開け放すと危険(目線の上に人が通る)。そして太陽が当たらないので、寒い。そして一日中暗い。気分まで落ち込んでしまいます。やはり人間、日の当たるところに住むのが当然・・でしょう。
さて、今の部屋ですが、3階西向きの部屋です。太陽の光が窓から差すことはありませんが、太陽の熱を一日浴びる上階だからでしょうか、日中は結構暖かいのです。太陽の力ってすごいです。

半地下の部屋・・・独房のようです。だって、雨が降っているかな〜とか天気はどうかな〜。寒いのかな?(歩いている人の格好や、木々の揺れ具合で風をみる)とかそういう判断が、あの地下窓からはできません。ああいう環境で満足できる住人がちょっと信じられません。今の住居の半地下にもどなたかの部屋があるようですが・・・。

木曜日, 10月 16, 2008

つぶやき(6)素敵な朝

毎日川を渡って通学します。あ、今度ブレーメンの(私の行動範囲の)地理的なことでも紹介したいなあ。スキャナとかあればいいけど。
で、今日の朝。いつも歌いながら自転車をこぐ(朝からハイテンション)のですが、橋を通りかかったとき太陽がキレイでキレイで・・・・。思わず、速度をゆるめ、のろのろ運転。渡りきって、でもこのまま通り過ぎてしまうのがあまりにも惜しかったので、自転車を降りて引き返し(一応車両は右側通行なので、逆行する場合は歩行者と同じく歩かねばならない)、写真に収めました。(携帯カメラでですが)朝って大好き。すがすがしいから。
学校についたら、またまた空がすてきだったので、写真に撮っておきました。
でもでも下校時は雨・・・そのあと今日一日スッキリしないどんより曇り空でした。朝晴れていたので「天気予報と全然違うヤン」と思っていましたが、新聞の予報は正しかったようです・・。

Bremenでの・・・コト(56)不思議な家


私の部屋は3階です。階段の上り下りが結構しんどいです。階段は急傾斜。ふみ外したら下までいっきでしょう。この家の不思議なところ。階段を上がりきったところに、踊り場的役割の所があり、この踊り場に、部屋2つとキッチン、風呂場のドアが面しています。そして階段と踊り場の間にドアがあります。これが何を意味するか。
踊り場から階段へのドアを開けたところが直ぐ階段。→どこでもドアを明けたところは地面の無いところだった。みたいな感覚です。危なっかしくてしかたない。と思います。でもこのドアがないと、外からの冷気がもろに入ってくるのでしょう。
不思議なところ2つ目。バス・トイレは1室です。これは仕方ありません。でもこの風呂場を通ってのみ到達できる部屋があります。オーナーの専用らしく鍵がかけられ(ただし鍵は鍵穴にささっている)ています。ちらりと中を覗きましたが、物置でもなく、普通に生活できそうな部屋でした。部屋がきれいか汚いかはどうでもいいのですが、風呂場にしか接していない部屋っていうのは、どういう風に使うのでしょう。風呂場掃除道具を置くだけにしては大きすぎ(6−8畳ほどあったような)ますし、そもそも誰かがトイレや風呂を使用している際は通り抜けることができないし。隠し通路とかがあって隠密に外部へ抜けられる??とか??

会話がスムーズに成り立つようになったら一回聞いてみたい項目です。

Bremenでの・・・コト(55)U(Uウムラウト)ber mine Land

学校の授業で「私の国について」文章(レポートほどのドイツ語文章力がクラス全員にありません)を書き、それをみんなの前で発表する、という学習がありました。日本について書く。しかも限られた語彙力と表現力と文法力で。もう少し上達してからその文章を読み返したら、「このドイツ語知識だけでよく、大過なく過ごしていたものだなあ」と驚くに違いないくらいの文章。ま、全員が同じくらいの理解度なので、その辺は補い合って理解をしているのです。(こういう集団って不思議です。言葉足らずでもお互いが一生懸命理解し合おうと努め、そして普通に会話が成り立っている・・・)
さて、日本について当たり障りのない発表をしました。驚いたのは、みんなの日本に対する関心の高さ。質問がばんばん飛んできます。スペイン人の子は「志摩スペイン村」を知っていました。「有名なんでしょ」と。「平均寿命が高いのは魚とお野菜と少しの油の健康的な食事だからよね?」とか「初任給はいくらなの?」とか。よく考えたら日本は不思議な国です。今や世界の中心はアメリカ??ですか?(ということにしておきます。)その前はイギリス。エリザベス1世がスペインの無敵艦隊を破るまではスペイン。と世界の中心は移り変わっているようですが、(あってますかね??)日本はずーっと極東の小国で、第2次世界大戦後奇跡的な復興を遂げた国。よく考えたら不思議です。日本が世界に名をとどろかせたのは・・・・1894年日清戦争で小が大を食ってからでしょうか。たった100年余りしか表舞台に登場しない日本のどこにみんなが魅力を感じるのでしょうか。スペイン人は悔しくないのでしょうか。そして、日本は大戦後どうしてここまで立ち直れたのでしょうか。日本人ながらに不思議です。それまで、この地に生活していた人々のが培い築き上げた習慣や風土や民俗・・の蓄積と努力の賜でしょうか。感謝せねばならないのかも知れません。
でもみんなの質問は「経済大国日本」への質問であり、「敗戦国日本」「未開国日本」への質問ではありません。資源もなく、食もなく、年金も消える日本は、そんなに高く評価してもらう筋合いはないと思うんですが、ね・・・・と思っちゃいました。

水曜日, 10月 15, 2008

Bremenでの・・・コト(54)小は大を兼ねる


一般的に大は小を兼ねます。大きいかばんを持っていれば、小さな荷物から大きな荷物まではいります。荷物の多い私は小さい鞄は使えません。A4サイズが横向きに余裕に入ってマチあり、肩から提げられる、が基本。でもまあ自転車(籠無し)の交通量が多いブレーメンではショルダータイプの鞄を持っている人が多いです。鞄の話はさておき。
小さいものが活躍しているところ。私の部屋です。カーペット。もともと土足で使用されていた(であろう)カーペットがありますが、やはり日本人。靴を脱いできれいさっぱり内外を区別したい。(ドイツ人も家では靴を脱ぐようですが、その脱がねばならない境界が非常に曖昧。なので結局土足も同じ)。だからカーペットを引くことにしました。イケアにて購入し、バスで持って帰ってきたことは前に書きましたが・・。しかし、部屋は思ったより広い。買ってきたカーペットを例え2枚敷いてもまだ敷ききれない感じ(ソファの下やベッドの下を除いても)。でもこれ以上大きいカーペットは自力では運べないし、以後の処理に困る。大きすぎると、ベッドやソファを持ち上げてカーペットを敷かねばならないし、「手伝って」といつでも誰かを呼べる環境ではない(オーナーも同居人も日中は不在)。
こういうときに役立つのが、小さな敷物。こうやってなんとか継ぎ接ぎだらけの床が仕上がりました。
小さくても、集まれば、大きな力を発揮!!でかいカーペットより安く、洗えて、動かせて。そしてまあ、色目は選択の余地がなかったり(大枚をはたけばいいカーペットはいくらでもありますが)した部分もありますが、小さなカーペットたちはよくやってくれています。
ただ、気になるのは店で、カーペットの心地を確かめるべく、おもむろに床において足で踏んでいた客のいたこと。(購入前)。全部こんなことをされていたら、私の靴脱ぎ計画は根本から崩れることになります・・・。
ま、でも快適です。とりあえず、多分。

Bremenでの・・・コト(53)赤いもの色々

住民登録が住みましたので、銀行口座の開設。私のメインバンクはブレーメンでよく見かける、赤が貴重の某銀行にしました。システムはよく分かりませんが、ATMは24時間365日稼働。他口座への振込手数料無料。開いた口座は維持費無料。ということだそうです。なかなか全てドイツ語で済ませられません・・・。残念ながら。しかし英語で伝えようとすると、言葉の端々にドイツ語が混じる・・・(使い分けできない一番最悪のパターンです)。ということで無事開設終了。通帳は無いのか?と聞くと怪訝な顔をされた。無いらしい。銀行の通帳を記入して、一喜一憂したりすることはドイツ人にはないらしい。なので、ほぼ全財産を口座につぎ込んだのだが、その重みというか、がない。消えてしまったかのよう。大丈夫なんだろうか。
ま、銀行だし、とりあえず、顧客も居るので、信頼してよい・・のかな?

この口座開設が思ったより早く済んだので、本日はオーブンで遊びました。(遊具ではありません、念のため。)りんごとトマト。

りんごは安かったから買ったけど、私の最も嫌いなタイプのふにゃふにゃ柔らかい品種。傷んでいる部分も多いので、スライス(ふにゃふにゃで上手く切れない)してドライフルーツ的にしてみた。日持ちするのだろうか?不明。もともと甘くないりんごだったので味は期待していないが、とにかく「りんごはオーブンで水気をとばされた」。

そしてトマト。オリーブオイルに漬けるもの。タマネギ、パプリカ。この2つは健在。かねてからトマトが漬けたかったので、ようやく存分にキッチンが使える環境(そこそこ使用感があって汚い)なのでオーブンで焼いてみました。オリーブオイルと塩さえあれば、特に何もなくても美味しいのがうれしい。ししてこれは多分日持ちする。でも日持ちを気にするほど冷蔵庫で眠らせることはまずない。昼夜がほぼ同じメニューを食べ続けるから。

あそうそう、あと一つ赤いものがあるのですが、これについて書くことができるのはもう少し先になりそうです。

写真は銀行のスターターキット(部分)、おいしくないりんごを干からびさせたりんご、作りかけのドライトマトと、トマトスープ(インスタント・・)とパプリカ(このパプリカが憎たらしいほどに甘い・・・)

Bremenでの・・・コト(52)辞書を引くと言うこと


日本人は(私だけか?)辞書を引くのが好きなようです。授業中も分からない単語があるとすぐ辞書を引きます。でも他の国からの人は、意味が分からない場合たいてい質問します。「おいおい、それくらい辞書を引け」とこっちが思うくらいに。辞書を持ってこない人もいます。でも実際そのほうがいいのかもしれません。
ドイツ語をドイツ語で説明してもらう。そして覚える。彼らはそうやって単語を習得していきます。でも私は? 辞書を引きその意味を覚える。(極力、辞書を引かずに・とは思いますが、ドイツ語での意味説明が分かった後、更に、確認したくて辞書を引きたくなります)。辞書が汚れていくのが、勲章!みたいたところがありますよね、日本には。私は今主に電子辞書なので、調べた履歴も残らず、味気ない辞書引きになっていますが・・・。
そもそも、辞書なんて頼りないのです。それは分かっています。100%じゃあない。だって、そもそもが日本人の編集した辞書です。何年もかかって・・。その間に言葉も変われば使い方も変わる。しかも、そもそも辞書に載っている意味が「後付け」に過ぎないことを認識するべきです、私は。例えば、動詞「gehen」は、どうやら、「〜へ行く」(乗り物ではなくて)ことを示す場合に使われているらしい。ということが、多くの文例から推測されるので→日本の辞書に「行く」(英語のgo)の意味であることが示される・・・・に過ぎません。先に「行く」の日本語があるわけではないのです。あらゆる単語に対して、そういう分析がなされて辞書が作られている・・のだから、日本語で書かれた辞書というものは非常に非常に不安定なものであるといえるかもしれません。だから、ドイツ人にドイツ語で、類義語や身振り手振りで「こういうときに使うんですよ」「例えばこういう文例で」などと教えてもらう方が、よっぽど実用に適い、頭に入っていくに違いないのです・・・。

辞書は適宜、適当に使いたいものです。

火曜日, 10月 14, 2008

Bremenでの・・・コト(51)住民登録

私、ワーキングホリデーの身分です。よって、一年間合法にドイツに滞在できますが、別にどこの都市にいようがいっこうに構いません。旅行をしつづけ、居を構えなくても、ドイツ以外の国にいても、はたまた日本にそのまま居てもいいのです。とにかく、「ドイツにいたかったらいてもいいよ」ビザです。(多分)。でもある一定期間同じ場所に住む場合は、住民登録が望ましい、ということのようです。というのも、住所を持つことで発生する事態、(例えば私のように、家賃振込の為の銀行の口座が開きたかったり、とか)に遭遇すれば、住民登録が必要になります。放浪の民、浪人に銀行口座は開けません。ということで、やっとこさ「住所」が決まったので、住民登録へ行きました。
専用の用紙に記入し、パスポートを見せるだけ。住所がここにあります、という証明の「賃貸契約書」みたいなものは用意するようにいわれたのに、チェックされず。もちろんパスポートにあるワーホリビザもチェックされず。誰がどんなビザで滞在していようがあまり関係ないようです。
ワーホリビザってなんなんだろうな・・・と思ってしまいます。確かに、ワーホリビザを取得した際に、「現地の係員もワーキングホリデーについて知らない場合がありますので、必要な場合はこの用紙を見せてください」と書かれた紙があり、ドイツの法律?(でしょうか?)「これこれの条項にしたがったビザをこの人は所有しているのですよ」と書かれているようです。それほど、ワーホリというのは知られておらず、(多分、ビザ無しで半年ほどは普通に滞在できるし、学校へ行けば学生ビザも簡単に取得できるし、語学学校の学生ビザでも運がよければ一年のビザがもらえるらしいし・・)。このあたりよく分かりません。
とにかく、住民登録は長蛇の列で、予約が好ましい。予約をしておけばすぐに終わります。緊張してパスポートのコピーや写真やら持っていきましたがあっけなく終わりました。宗教を聞かれましたが「なし」にしました。(特別な税金が発生するらしい)。(ここからは多分ですが、係員が「税金云々は課さないので、実際はプロテスタント?カトリック・・・それとも??」などと聞いた(と思う)のですが、これも「なし」と答えてしまいました。仏教だといったほうがいいのでしょうか??うーん。いきなり宗教と言われても困りますねえ。仏教徒ですが、教会にも行ってたりしますし。まあ、あらゆる意味で「なし」でいいのかも。) なにはともあれ、晴れて?ブレーメン市民のようです。
さて、次は銀行口座開設です。これも結構面倒で、予約制。最寄りの支店で予約をして、その時間に出向く。何事に漬けても予約制のようです。予約日を待つ間に顧客が余所の銀行に流れてしまう・・リスクとかは計算にないんでしょう。のんびりしているのか割り切っているのか、去る者拒まず、来る者も拒まず、でしょうか。

月曜日, 10月 13, 2008

Bremenでの・・・コト(50)この待遇の違いは・・・・。

3つ目の家は驚くことばかり。
1.インターネットへの接続料金が無料・・・・・・。2.自転車を敷地内に繋いでよい、という(1つ目の家では、邪魔だからどかせろ、とオーナーから張り紙で警告。2つ目の家では、家人の自転車が屋内にあるにもかかわらず、私のは外で、と言われた)3.聞きたいことがあったらなんでも聞きなさいと言ってくれる。(1つ目;忙しいから疑問点は同居人へ聞くこと、と。2つ目;聞きたいことだらけだったが、自分の範囲たるものが一切無い家であるため、どこまで自己主張していいのか分からず、よって聞きたいことも無し)4.様子を見に来てくれる。困ったことはないか、と。(1つ目;・・もう辞めます)5,とにかくいたれりつくせり、かも。カーペットも一回マシーンでクリーニングしてくれる、という(金を取られる??まさかねえ)。家賃も、10月分は、日割りで、一ヶ月まるまる払う必要がないらしい。なんか怖いです。裏はないでしょうか???ただ、貸してくれている人は、例のクラスメートと同じくポーランド人なので、ポーランド人は、そこそこ?いい人がおおいような気がする。(独断と偏見)ので、信用したい、と思います。疑ってばっかりでは、何も進みませんし。(人間を疑ってかかるように、と肝に銘じたのはいつのことやら・・・・。結構、人を信じやすいタイプねんでしょうか、私は。)
彼女は中国に住んでいたこともあるらしく、私とは中国語の話も可能。(私以上に記憶は薄れているようですが)それから、他の教会でオペラのコーラスか何かをされています。レッスンは同じ毎週火曜日。そういう共通点もあり、部屋でお茶を飲んで行きなさいと誘ってくれ、強制的にドイツ語レッスンをしてくれます。やはり発音は難しいです。学校では、外国人ドイツ語に全員が慣れているし、直しているときりがないので、先生はスルーしますが、彼女は厳しい。でもチェックしていると会話がすすまない・・・・。ので、やはりスルーしてくれます。ま、こんな感じの毎日で、とにかく毎日、嫌にならずに生きています。
少しは語学が上達するといいのですが、ね。

Bremenでの・・・コト(49)鳥の不思議

近頃、少し前の寒さが嘘のように暖かく、ほっとしております。そこで、紅葉?がきれいなので、写真をとりに公園へでかけました・・・・。池に水鳥がおりました。ふむ。
昔から、飛ぶのが夢でした。エスパーみたいに飛ぶのが。だから鳥が羨ましくって仕方がない。自力で飛べるから。昆虫は飛べる距離が知れているので大して羨ましくありません。だから、こちらでしょっちゅう鳥が交通事故に遭っているのを見ると、すごく腹立たしい。空中へ避難できるヤツが、水平方向にしか走れない車に轢かれないで欲しい、と。もちろん水鳥も飛びますよね・・??公園にいる水鳥は、カモらしきものなど(あまり鳥の名前は知りません)。彼らには水かきがあって、カモノハシ系のボリュームのある嘴をもっている、(と思う)。彼らが、水に浮き、泳ぐ(泳いでいないかな?)、水中の獲物を食べ、時には陸に上がりひなたぼっこ。するのは納得。
でもでも、普通の鳩ような体型の鳥も水鳥なのですか???写真の鳥は見るからに鳩みたいです。ヤツは水からあがって来ました。そして水に戻っていきました。鳥が水を怖がるということは聞いたことがないけれど、普通の貧弱な(鳩程度の)水かきでも、水をかけるのですか?ということは、すずめも、からすも、つばめもみんなみんな水に浮かび(浮かぶだけなら、重量があればだれでも浮力で浮きますかね)水鳥らしく振る舞えるのですか???
だとしたら、彼らは水陸両用どころか、水陸空をも制覇することになります・・。確かに、海を渡ったりするときに、水非対応のボディだと飛び回るのにも不便かも知れない。うーん、鳥よ恐るべし。

土曜日, 10月 11, 2008

Bremenでの・・・コト(48)郊外へ

最近良い天気が続きます。写真を撮りに出かけたいけれど、まずます新生活を立て直すのが先決。カーペットが欲しいなあ・・・と(土足カーペットの気を紛らわすために)いうことで、郊外へ足を伸ばしました。どこにでもあるIKEAがここにもあります。(写真は、物珍しそうにIKEAを撮影するのが恥ずかしかったので、こんな具合になりました)。IEKAへは、バスを乗り換えてその終点までいく感じです。結構遠いです。
この遠くへ2日連続で行ってきました。一日目はほぼ下見。IKEAのイメージとして、複雑で疲れる場所だという認識があるので、まず、下見。商品のラインナップと価格をチェックしました。そして、購入する物は購入し帰宅。2日目は、本番。カーペット購入。他の店で見ても、やっぱり高かったり、気に入る物がなかったりして、同じ気に入り度ならば、安い方が・・ということでIKEAにお世話になることにしました。デリバリーを頼むと最低でも29ユーロ。安いカーペットを購入した意味が無いので、仕方なく自力で持って帰ってきました。バスの中カーペットを持ち、他細々と大荷物の私・・・・。でも誰も奇異な目で見ないんですねえ。・。・
多分この国ではそういうのが普通なんです。自分で出来ることは自分でする。無駄な贅沢はしない。そんな感じでしょうか。だから自転車でも大荷物を抱えてこいでいる人もいるし、自転車通勤通学の人もかなり多い。同じように荷物を抱えてバスに乗る人もいれば、歩いている人もいる。「そんなに無理して運ばなくて良いのに。タクシーを使えば? お金ないのかなこの人。格好悪いよ・・・」っていう感情は多分無いのでしょう。自分の力量を知り、出来る範囲で出来ることをする。そしてその努力をしている人を妨げない。こういうところ好きです。
郊外・・・バスのインターチェンジを写真に撮りました。少し郊外を走って初めて、「私はブレーメンの中でもかなり都心に住んでいたんだなあ」と改めて思った次第です。

Bremenでの・・・コト(47)好きな形

新しい家に引っ越しました。概観の写真をアップしましょう。
私は3階部分に住んでいます。写真の位置からは3階が見えません。3階のキッチンの屋根は斜めになっていて、半ば天井に窓がついている感じなので、そういった傾斜部分が外部から見えるはずなのです。しかも3階からさらに階段があって屋根裏があるので、またまた中4階みたいな部分が外から見えて然るべきなのですが、見えません。一瞬写真を撮りながら、私はどこに寝ているんだろう???と思いました。でも、とにかく部屋はあるのでヨシとしましょう。まやかしではありません。
新しい部屋でやっと荷を解きました。8月26日に日本を発ってから、ずっと封印していた物はピアスです。無くすと困るので、ひとまとめに収納し、2,3個のピアスだけを常用として手元に置き、使い回していました。ここにきてやっとピアスをあけることが出来ました。たいしたものは持っていません。ただ海外旅行へ行くとピアスを買うことにしていて、(東南アジアの安物)それをいろいろつけて愉しんでいるだけです。
でで、とりあえず、箱とか入れ物とかは全部日本へ置き去りにしてきたので、何か欲しいな・・と物色しましたが、なかなかいいのに巡りあいません。
で、とりあえず、こんな感じでいちおう(不満はありますが)落ち着きました。

また、ボックスみたいなやつも収納に便利なので、いろいろ購入しているのですが、どうやら、私は真四角が嫌いなようです。直方体却下、立方体はもってのほか。どうやら台形が好みのようです。(底の辺が短い)理由を考えてみました。多分。手前の底のラインが手前の側面が邪魔して見えないのが嫌なようです。身長が低いことも理由でしょうか。同じ深さでも直方体になると更に深く感じ、壁が厚く閉鎖的に感じます。そこに一度入れてしまったら、もう使わないぞ!っていう意思表示のような。その点台形はいつも外に向かって両手を広げている具合で、いつでもウェルカム!!的で感じが良いです。(この感じ方って多分私だけじゃないと思うんだけどな・・・)でもでも、こっちで、籠やボックスや箱を探すとどいつもこいつも直方体です。これはドイツ人気質ですか????

木曜日, 10月 09, 2008

Bremenでの・・・コト(46)ケイタイデンワ

携帯電話のシステム?が日本とこちらではもちろん違いますが、(日本のやつが特殊。。かな)メールみたいなサービスはSMS。ショートメッセージサービス(だと勝手に理解している)。電話での会話は、やはり不安な部分があるので、結構SMSを利用することが多いです。でもこのメールの使い方や依存度はもしかしたら世界共通のものがあるのかもしれません。
女性へのメールには、結構な確率で返事が来ます。ただ、よほど緊急のメールでないかぎり、男性は返事をよこしません。ただの挨拶程度のメールに返信するのが面倒なのでしょう。何か言いたいことがあるときはメールを使わず直接電話する。この傾向はこちらでもあるような気がします。(当てはまらない男性、女性、いらしたらご容赦を)
確かに、街で・・携帯電話で話している人は良く見かけますが、メールを打ちまくっているひと、携帯画面とにらめっこしている人はあんまりみかけません。ま、メールの精度いうか・・が日本のサービスより劣るのかもしれません。いいおもちゃですからねえ・・ゲームもテレビも音楽もカメラも・・・と。私の今の機器はノキアですが、これは結構なおもちゃです。よって私は外出しても携帯とにらめっこ。(今まで家にネット環境が無かったのでWLANでつながる携帯端末でネットに繋がるWLANを探しさまよっていました)
そうそう、ゲームの端末で遊んでいる人も全然みかけません。よほど健全ですね、多分。

Bremenでの・・・コト(45)2度目の引っ越し3つ目の住まい



ドイツに来て3つ目の住まいに引っ越しました。期限付きの滞在(ビザは一年です)にもかかわらず、住まいにこれだけ不平不満と要求する人間も珍しいのではないでしょうか。2つ目の住まいは、もろ経済格差というか地位格差を感じる(住まわせてもらっている人と、住まわせている人の)ホームステイ形式で1週間で、いや正確には一日で逃げ出したくなりました。この歳でホームステイは無理のようです。で、今までエージェントなどに頼っていた家探しを自分ですることにし、(どうせ午後は暇なので)なんとか生活できそうな家に出会いました。すこし学校から遠くなりますが、自転車通学圏内です。(雨が降ったら分かりませんが)。
いくつか部屋をみたり、すでに他の2つの家に住みましたが、結構第一印象って大切です。自分の中には、自分の生活というものがもちろんあるので、(ということが良く分かりました)、一目部屋を見た瞬間に、自分の生活している姿が思い描けるかどうか、これが部屋や家探しで大切な事だなあと実感しました。自分の習慣としていることが、この部屋で可能か否か。複雑な事ではありません。些細な事です。化粧品を置く台がないと困るとか、机は広くないと困る、とか。自分の生活に当てはめて「こういうときは、こうする」っていうシュミレーションができない部屋はダメです。もちろんそれは風呂場やキッチンにもあてはまります。一つ目の部屋のように、きれいすぎて使用感がないと、却って困るし、ホームステイのようにすべてが人様のもので、触っていいのかだめなのか、自分の持ち物は一回一回部屋にもって戻らないといけない・・のも困ります。
今回の居住形態はは、WGといって、フラットシェアみたいなもんです。部屋は3階です。2階部分に住んでいる人が2,3階分の家賃を払っており、3階部分は使わないので貸す、というようなスタイル。WGにもいろいろあって、学生数人で契約してシェアしているひともいれば、オーナーは別のところに住んでいて、貸している人もいます。
とにかく、1日住んだだけですが、この部屋は満足。難点は、今まで土足だったカーペットに、掃除機をかけただけで靴脱ぎ環境に無理やりしてしまったので(日本は、靴を脱いでいるといっても、外で使った物をそのままもちこむので、清潔なのかどうか不明ですが)、何か気を紛らわすためにカーペット的なものを敷いてもいいかなあ・・と思っております。こういう風に、生活を発展させていくことを考えられることが、やはり「その部屋に住む」ことなんでしょう。

火曜日, 10月 07, 2008

Bremenでの・・・コト(44)十進法


日本は十進法で数を数えます。十進法を主流としない国にはまだ行ったことがありません。時計はおおよそ(世界標準)で60進法でしょうか。とにかく私は、かなり数字が苦手です。これは先の、通貨単位のところでもおわかりかと思いますが・・・。最近はアナログ時計すら読むのが怪しくなってきました。どちら向きに時計が回っているのか、こんがらがるときもあるくらいで。
さておき、海外の商品には、周辺各国の言葉で、使用方法や原材料などなどが表記してあることが多いです。GBに始まり、D&A、F、I・・・などなど。ですが、ここでは、英語表記、フランス語表記、イタリア語表記はあんまり見かけないなあ・・というのが感想。ドイツ語表記に続き、スペイン、ポルトガル、ギリシア、チェコ、ポーランド・・っていうのが多いような気がします。なので正直買い物のときは、何語にも頼れず(英語だったらもうちょっと分かるのに・・)結構苦労します。さて、この各国語ですがもちろん何が書いてあるのか分かりませんが、とりあえず、全部同じ意味であることは当然です。(違っていれば詐欺です)。
文面に数字が出てきます。62%。この部分はどの言葉でも全部同じ。ここを見るとき、すごく不思議な気分になります。発音は全部異なるはずなのに、数字の表記は共通。十進法で、10のかたまりが6つとプラスして1のかたまりが2つ、という量を、どの国の人も同じように理解するからです。で、思ったのが、2進法を採用している国(あるのかどうか知りませんが)の言葉で表記される必要があったら、ややこしいだろうな・・ということ。0→1→10→11→100→101→110→111→1000→1001→・・・・と進むんでしたよね。0と1しか使わない。なので、62を表そうと思うと、相当な0と1の数に違いないです。(多分)そして、パッケージ全体を見渡したとき、非常に奇怪な感じがするに違いありません。
世界で標準的に十進法が採用されていてよかったなあ・・・と純粋に感じました。
度量衡がなかなか統一されないのは、どれもそれなりに使いやすく、(数字の数え方ほどの利便さの差がない)馴染んでいるからかな。

Bremenでの・・・コト(43)衣食住

生きていく上で必要なもの、衣食住。と言います。(言いますか?)。職がなくても、身寄りが無くても、とりあえず、この3つあればよろしい、ですね?(実入りがあってこその衣食住かもしれませんが、それはさておき)。私の自説?として、「熱帯地方は人をだらけさせる」というのがあります。熱帯です。「食物が自生します」(雨が降ります。酸素はあります。水と酸素があれば発芽しますよね??土はなくとも。もちろん太陽は一年中あります。)。熱帯なので、屋外で寝たとしても凍え死ぬことはありません。これだけ自然環境で満たされてしまえば、働く気が失せます。人間、解放されるときと、蟻さんのように働いて厳しい季節(冬)に備えること、耐えることも必要だなあ・・とつくづく思うわけです。
さて、ここでの生活。どうやら今年は10月はじめにしては有り得ない寒さ・・のブレーメンらしいのですが(世界的に見ても??)、とりあえず衣食住に不便はしていません。しかし、満足はしていません。私の衣食住を考えてみました。特に「住」がダメです。早く引っ越したい。満足いかない「住居」はイライラを増幅させます。部屋にいても気分がわるいだけですから。そして「食」。毎日同じ物を食べています。(ほぼ)。でも口は?脳は?とっても正直です。たまーに珍しい物が口に入ると、「もっともっと」と要求します。やはりいろんな味に飢えているんですね。ちょっとがっついてしまいます。だから、いろんなものを偏り無く食べる事って大切だなあと実感。パンとチーズばかりではやはりいけません。そして「衣」。こちらで防寒着は買いました、ババシャツも調達しました。でもまだ10月。今後の寒さに耐えられるのか些か心配です。(普通の寒がりではなく、身体の芯から冷え切る寒がりなので、この身体を温かいままに保つのは至難の業であり、一般的な防寒着(ブレーメンの人が寒さをしのぐ格好)で私が耐えられるのか疑問。)
「冬がないと人間ダメになる」と言っておきながら寒さに弱い私は、かなり自己矛盾を抱えておりますが、まあ、寒い寒いといいながら、越冬できなかったことはない(冬の間だけ南国避難したりせず、冬の寒さを受け入れ、耐えていましたし、凍死もしていません)ので、まあ、なんとかなるでしょう。外出しなければいいだけなので・・・・・・。

Bremenでの・・・コト(42)テレビのある生活


あまりテレビっ子ではありません。実家暮らしが長いので、自分のテレビを持ったことがありませんし、わざわざ買う必要性も感じませんでした。シンガポールでの3年間はテレビ無し生活でした。共同の部屋にはテレビがありましたが、まったくテレビが面白くないので見る気も起こりませんでした。VCDの鑑賞にはパソコンで事足りていましたし。
さて、10月より入居し。すでに出て行く気満々で引っ越しの荷物も紐解いていないこの部屋にはテレビがあります。旅行先で宿にテレビがあるような感覚で今は生活していますが、旅行中でも部屋のテレビを付けることはほとんどありません。その理由は。
1.テレビの為に集中力が削がれるのが嫌。(見たい番組があるわけでもないのに、眺めるのはなんだか馬鹿らしい
2.例えば、得たい情報があったとしても(天気予報とか為替情報とか)その放送時間のタイミングを計るのが面倒。(そこまで必至に情報を得たいわけではない)
という感じで、テレビはつけません。旅行中テレビを付けるとしたら、シャワーを浴びたりするときでしょうか。ひとりの部屋で目をつぶったりする瞬間に、不安や恐怖や危険を感じるのでしょうか、テレビの音声は気を紛らわしてくれます。(テレビの中とはいえ、人の存在を感じることが出来るからでしょうか)。

で、です。ここブレーメンでもここ数日テレビのある生活をしている訳ですが、テレビを付けるのがとても楽しいです。別にリスニングのトレーニングになるのが嬉しい、とか、聞き取れる単語があるのが励みになるとか、そういう事ではなく、純粋に番組がよく出来ています。
はっきり言って、日本のテレビ番組はとても質が高いです。制作者のクオリティや技術、技量、センス、それから機械、システム。これらのレベルは世界的に見ても高いのではないでしょうか。(あくまで私の独断と偏見)。世界各国のテレビ番組を見て比較検討したわけではありませんが、私が日本のテレビ番組が上手だなあと思うのは、(多分)カメラワークです。視聴者はスタジオ内のどこに視線を向けるかを意のままにすることができません。カメラで撮影され、編集されたものを見るだけです。その撮影のアングルとか、編集の仕方とかがあまりに雑だと、目が付いていかないというか非常に疲れます。(多分)(多分、多分 というのは、本当に多分そう思うだけで、番組制作のことについては学んだことも、今まで考えたこともないからです)。中国やシンガポールの番組はそんな感じです。非常に不自然な音声(アフレコが多い)、中途半端なタイミングでぶちっと番組が終了する、映像が汚い。読後感ではなく、視聴後感が非常に悪い。日本の質に慣れていると更にそう思うのです。
でもここでは、そういう感じがありません。映像はキレイだし、言葉が半分以上分からないにも拘わらず、見ているのが苦ではありません。(私は中国語が実は大好きで、というのも中国語には4声あることで、その言葉が音楽のように聞こえるので好きなのですが、にも関わらず、中国語のテレビ番組は長時間見続けられず・・でした)。ドイツ語を聞いているのは好きです。耳に心地よい言語と心地よくない言語がありますが、ドイツ語をしたいと思うくらいなので、もちろん好きなのです。(ちなみに、苦手なのは、私の知りうる(聞いたことのある言語の中では)タイ語、ラオス語が耳には苦手です)
話がそれますが、ドイツ語の番組がある生活も悪くありません。長時間見ているので、天気予報にも巡りあいます。どうやらずっと雨のようなので気が重いですが。

日曜日, 10月 05, 2008

つぶやき(5)つぶやかずにはいられない・・

ちょっと人間不信に陥りそうな出来事がありました。どこまでが本当でどこからが嘘だったのか???うーん。ちょっとショックです。ま、でもこういう試練は人間をたくましくさせる・・でしょう。いい勉強をしたと思って、この教訓を次に生かすことにします。「人を見たら泥棒と思え」ほどになる必要はないけど、それなりの線引きは必要かは。ま、これくらいでめげてはいられないので・・。まだまだいろんなことに遭遇するだろうし。ね。

土曜日, 10月 04, 2008

Bremenでの・・・コト(41)主食とは

主食とはなにか考えてみた。日本人なら米。欧米人はパンとかパスタ。中国人なら麺や餃子とか?とにかく、炭水化物の摂取源を、一般的には主食というのかな。他にどんなおかずがあろうとも、例えば関西人ならたこ焼きがあっても、お好み焼きがあっても、焼きそばあっても、なんだか最後にはご飯を一口つまみたくなる・・みたいな、そんな具合・・?。そういう意味では、私の主食は「米」だったと言えます。しかし、主食を、その文字の持つ意味で考えてみると「主に食するもの」でしょうか。「主」となる栄養摂取源(量的、カロリー的に?)。こういう意味に捉えると、日本での私の主食は「米」ではありません。一日、子供用茶碗に1杯食べるかどうか。夕飯の米粒は親指程度です。これは私の栄養源が主に豆にあること(多分)が理由で、あまり米を必要としません。ですから私の主食は「豆」でした。
しかし、こちらにきて、主食はパンにシフトしました。苦い黒パンとかではなく、普通の?麦芽の?ようなパン。今の主食はまさに主食。栄養源であり、一番中心に置かれている食品です。それにプラスαで何かを食べる。昼夜はそういう食事が多いです。(質素倹約)幸いなことに、まだ飽きは来ていません。主食(炭水化物)というのは、何にでも馴染む(甘くても辛くても酸っぱくても苦くても)万能な食です。なので、本来なら飽きが来るなどあってはならず、日本人はかれこれ弥生時代から??(稲作の開始は弥生ですか?>?>)米を食している訳で、こちらにきてパンばかり食べているからと言って飽きが来ては困るわけです。
でもまだまだパンを食べる手つきは、今まで慣れ親しんでいない分、よそ者かなあ、と思います。飛行機の機内食のパンを食べるとき、まず始めにナイフで半分に割る(上下に)ことが自然にできるようになれば、仲間入りでしょうか・・。

金曜日, 10月 03, 2008

Bremenでの・・・コト(40)純粋な日記「9 Bremen Gospel Festival」


---引っ越しの諸事情あり、またまた次の部屋が一日で、嫌になり(フラットシェアのつもりが、何故かファミリーと共同生活???何故だ・・・。そして使いにくい部屋だから)、何もする気の起こらない毎日が続き、(もちろん引っ越しの前後にパソコンを携えネットカフェに通うなどできません)、そんな訳でまとめて更新してしまったことどうぞお許し下さい。(誰に向けて??ま、いっか)

さて、教会のクワイアに所属し、歌わせてもらっていることには触れましたが、今度は、ブレーメンのゴスペル界では最大級のイベントであろう(多分)「Bremen Gospel Festival」が行われ、メインが我らがクワイアの代表なので、もちろん私たちクワイアも参加しました。多くは語りません。
とにかく素晴らしい夜でした。教会に300人くらい(もっと?)いたでしょうか。プロのバックで、一緒にステージを創り上げた感じ。夜10時終了予定が、押しに押しまくって11時過ぎていた?でしょう・・・。とにかく尾重し上がりでした。
なんかこの興奮を上手く書けないのですが、クワイアのローブを着させてもらって、(今回出場しないメンバーに借りました)歌えない曲も(歌詞の知らない曲も)いーっぱいありましたが、そこはゴスペルなのでどうにでもなります。とりあえず気持ちよく歌えればそれでいいのです、ね。

Bremenでの・・・コト(39)引っ越しの大騒動



こちらに来るに当たり、エージェントを通してあれこれ手配しました。語学学校、インターン(今後)、部屋。でもこの部屋が、非常に五月蠅いので、変えて欲しいと頼んでおり、エージェントの方が尽力してくださったのですが、価格と私の要求が折り合わない&何を優先に家を探せばいいのか私自身よく分からない(洗濯機があっても、10日に1回しか使えないのでは無くても同じだったり、WLANがなくても町中だったらインターネットカフェが近くにあるからなあ、とか、考えて)ことが原因で、エージェントは家探しを放棄しました。それが私に伝わったのが29日。語学学校が終わり、家に帰った後でした。先週まで、「もし月末までに家が見つからなかったら(エージェントと部屋のオーナーの契約は月単位で月末締め)、どうなるんですか?」「いやいや大丈夫、安心して」という話をしており、「もし、本当に見つからなかったら??」の問いには「その時は、1ヶ月延長することもできるし、悪いようにはしないよ〜」と答えていたにも拘わらず。放棄。唖然。で、放棄してどうしたかというと、語学学校に手配を頼んだ、と。それで部屋があるから、明日(30日の月末)に確認してね。っていうことでした。「明日部屋のありかを聞いて、それで明日チェックアウトですか??」「ええ、そうです。もともと月末に引っ越したいっていってたから大丈夫でしょ??」「でもそんな急に先方も大丈夫なのですか?」「こちらには分かりません。語学学校に聞いてね」と。さらりと言ってくれました。
私は追い出されることはないと思っていたし、引っ越す準備など何一つしていないのでかなり焦りました・・・。でもまあその通知をもらってから急いで準備して、なんとか30日に引っ越せるよう頑張りました。
さて、翌日の30日。学校へ行き、部屋の場所、連絡先を知りました。でももちろんその新オーナーへも“私が10月1日から部屋に入る”ことが伝わったのは昨日、のはず。でも語学学校の人は優しく、「エージェントから聞いています。今日入居できるか問い合わせますから」と言ってくれた。しかししかし・・・・なかなか新オーナーとの連絡がつかず、3時までいらいらいしながら連絡を待つ羽目に。退去するならすることがたくさんあるし・・とドキドキ。結局(やはり?)30日中の入居は無理で、語学学校の人の助言(だと思うのですが)でエージェントから現オーナへもう1日の滞在許可をもらい、無事10月1日に入れることになりました。もうエージェントへは、不満を言いたいことだらけ・・ですが、こんなもんなのでしょう。
またチェックアウトする部屋のオーナーは、忙しい忙しいといいつつ、チェックアウトの時間を細かく設定するし、ゴミは全部捨ててね(明日はプラスチックと紙の日だけど、何でも全部まとめて捨てること。構わないから)とのたまうし・・・。
唯一の救いは、その日の住まいがどこになるか分からず焦っている私に、方々に電話してどうにかしようと頑張ってくれた語学学校の人が最後に「エキサイティング」だったわねえ・・と同情し笑ってくれたこと。とりあえず、ごちゃごちゃ考えず、明日を迎えよう、そんな気分になりました。

写真;引っ越しの日部屋にはテントウムシ。&部屋にはなにもありません・・。

Bremenでの・・・コト(38)誕生日の夜に

こちらで誕生日を迎えました。この歳になると、もうビザが下りなくなってしまう・・という歳です。「三十而立」といいますが、昔はこれって「30歳までには何かを成し遂げなければならない」っていう意味に解釈していました。(これが書かれた当時ではそうだった?いやいや、人生50年のことを訓じているのではなく、70がどーの、とか続くから、寿命の短さを考慮する必要はないのかも)。でも、「30歳までには自分の方向を決めること」だと思ってます。30歳まではいろいろ見聞を広めつつ、手当たり次第試みたり、やり始めては放棄したり、それでいいけれども、30歳には何か自分のしたいことが見つかると良いね、って生ぬるい解釈をしております。そして、10年たって、「四十不惑」で“そうやって歩んできてよかったね。これからもこの進路で進みましょう”って思えたらいいよね〜。って言ってくれていると、まあ勝手に解釈しております。
誕生日は、朝からまあ、活動したり、教会にいったりしながら過ごし、夜は友人が食事に誘ってくれました。いわゆる誕生日パーティでしょうか。でも本当は、誕生日の本人がみんなを招待するのが筋のようですが。でで、プレゼントも頂きました。→ありがとう。レストランの人がサービスでケーキ(店のスイーツ盛り合わせ)を提供してくれたり、なかなか素敵な夜になりました。
でも、「割り勘」なんですよね、支払いが。この辺が根本的に考えが違うようです。いくら年上の人と飲み食いしても、誕生日でも、無職でも、「自分の分は自分で」が徹底されています。店員も一つのレシートを打ち出し、手計算で各人の清算分を割り出してくれます。これには一切嫌な顔をしないので、普通のことのようです。おごらない。(中国やシンガポールに生活していると、いや日本でも、まだまだご馳走になることが多かったし、「私におごらせて」ということもたまにはありました。それが礼儀であるときもあるし、思いやりであったり、するわけですから(ご馳走になることが相手を立てる場合もあります、よね))。でもこちらでは違うようです。各人が支払うことがお互いを尊重すること、対等に扱っていますよ、という意思表示でもあるのかな、と思いました。

Bremenでの・・・コト(37)因縁のボディバター


ボディショップがもっとあるのかと思っていたら、以外とない。中央駅に一つ。市の中心には全然ない。今まで化粧品関係(基礎化粧品)はボディショップが多かったのですが、最近はあまりこだわらず、というか贅沢をして高い化粧品を使ったりしています。肌は衰えるとなかなか再生しないから。(という持論)。でもボディショップのボディバターはとても好きです。甘ったるい香りのものが特に好きで、シアバターのやつを愛用しています。日本を発った時、200ML入りの大サイズを開封したばかりでした。でで、これは常に、肌身離さず、ということで、いつも荷物にしまうのは一番最後。よってトランクにも入れず、いつも機内持ち込み荷物の中。日本→シンガポール→ロンドンまでは、なんなく来れたのに、ブレーメン行きのロンドンStansted空港にて、手荷物検査で引っかかり。200MLあるということで即没収。
悔しかったので、(どうせ必要なので)免税店で同じ物を購入しておきました。で、ここで1ヶ月。もうその200MLが底をつきそうです。かなり贅沢に塗りたくっているので(乾燥するとなんだか身体が痒くて眠れない)仕方がないのですが・・・。ということで、駅のボディショップまで買い足しに行くことに。このさいだから3個まとめて買うことにしました。それにしてもひとつ15ユーロもする。バス用品も迷ったのですが、(昨日0.79ユーロでボディソープを買ったばかりでしたが)、値段をみてどいつもこいつも10ユーロ以上するので、諦めました。緊縮財政緊縮財政でもでも、今月いくら使ったかな。。考えてみた(イライラするだけなので、レシートは即捨て。家計簿は付けない)ら結構な額で、(×200円で考えると)、ちょっと蒼白。収入があれば、それはこちらの物価に応じた収入なので、つりあいが取れるんでしょうけど・・ねえ、無職であること、と考えてしまいました。
でもでもボディバターはちょっとした贅沢、です。たまにはいいのです、いつも緊縮(多分)だから。