

横文字には少しの抵抗と、憧れがあるのが日本人ではないでしょうか。意味も特にはないような英語が書かれたTシャツなどよく見かけます。(よく知りませんが)「HAPPY」「SUNNY DAY!!」「SMILE」とか。その英語自体に意味があっても、着ている本人には、特に何を表現するものでもなくて、気分が落ち込んでいてもこういう言葉が書かれたTシャツは着るわけです。これがドイツ語でもフランス語でもイタリア語でも多分、同じような気分で着るはずです。ローマ字使用の言語には、往々にしてプラスイメージがあります。これが、アラビア語とか、タミル語とか、ビルマ語とか記号にしか見えない言語で、日本からちょっと遠い国の言語だと、少し感じ方が変わるかもしれません。レア感があることと、(もしかしたら)オシャレのアイテムにもなるかもしれません。アクセントとして。しかし、近隣諸国の言語、つまり中国語やハングルで書かれていたらどうでしょう?またまた感じ方・感じられ方は異なるでしょう。「旅行行ってきたのかな?」「安物を手に入れたんだね〜〜」「日本で着るのはやめた方が・・・」。マイナスイメージも少なからずあるはずです。「幸福」「天気非常好」「笑笑」(中国語の正誤は不明)とか例えば書かれていたTシャツ、オシャレに着られますか????
さてさて、なぜこんな話題になったかというと「日替」です。なんとこの「日替」をドイツで見かけたのです。レストランではありません。日本語を見かけることはほとんどなく、漢字を中華料理屋で見るくらいのブレーメンで、「日替」に出会ったのです。写真がないのが悔やまれますが、なんと若いお母さんの下げた鞄に・・・。ショルダータイプで鞄の一面に、10センチ四方の正方形に一文字書くくらいの大きさで、でかでかと「日替」。一瞬目を疑いました。明らかにこれは中国語ではありません。純日本語のはずです。彼女はこの鞄をどこで手に入れたのでしょう・・・・・。日本ではこういうものはなかなか売っていませんし・・・。そしてどういう気分で彼女は「日替」鞄を提げているのでしょう。あの「日」2つと「夫」2つで構成された「日替」のどこに魅力を感じたのでしょう。彼女の目にあの漢字はどのように写っているのでしょう。まさか「Heute Angebote」(レストランの前とかに書かれています。本日のオススメ的意味)的な要素を含んでいるなんて思ってもいないでしょう・・。で、彼女の思いは、日本人が、どの国言語のTシャツを着るときの気持ちと似ているのでしょう。謎は尽きません。今度見かけたら聞いてみましょう。
写真はブレーメンで見かけた中華料理屋看板とタミル語見本〜〜。
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