
ドイツでは方々に薬局を見かけます。ブレーメンにコンビニは皆無(だと思う)ので、一番目にする店が「薬局」(Apoyheke)です。トラムやバス乗り場と同じくらいの数あるんじゃないかな、というほど。どの薬局も同じマークを掲げているので分かりやすいのですが、別に国の直営でもないようで、同じ薬でも価格は店によってまちまち。しかし、往々にして薬局の看板には時計がくっついています。その理由は何なのでしょう??
考えてみました。
一番最初に思いついたのが、昔からの名残。昔は、薬局に時計が必須である何か他の役割があって、今やその役割は廃れたけれども、時計だけは何故か残った・・ということ。日本においての、ちょうどよい例が思いつかないのですが、どう考えても不釣り合いな2つのものの関係が昔の名残だった・・という話は聞かなくもない(と思う)です。
そもそも、この時計は非常に役立っています。街で、時間を知りたければ、教会か薬局。店の外に時計が掲げてあるから親切ですよね。トラム・バス停留所には時刻表はあれども時計はないので・・・。(もっともあと何分で到着するかを表示する電光掲示板はあります)
教会+時計は納得のペアです。街中に時間を知らしめることができます。そして街の時間を取り仕切っているのでしょう。教会の時計が標準時より仮に5分遅れていたら、その街は誰が何と言おうが「5分遅れたものが標準時刻〜〜」みたいな。(大げさですが)。
でも、薬局+時計 は??一つ目の案には、歴史書を紐解けば何か答えらしくものが出てくるのかもしれませんが、そこまでは止めておきます。(諦めるの歯早い・・)
他に思いつくのが・・・人々の健康管理の役割。規則正しい生活をしましょう。との提言。「毎朝この薬局の前を通る時間が、ほぼ同時刻になるように起床しましょう」とかそういう類の意味。その生活リズムの目安にしてねという親切心での時計。しかし・・・これでは薬局は明らかに自己矛盾を抱えてしまいます。人々の健康をサポート→薬が売れない。のでは??尤も、人々の不健康を祈願するなど有り得ないのですが、「時計」を掛けることによる回りくどい間接的な、分かりにくいサポートより、サプリメントなどの広告を掲げた方がよっぽどいいはず。なのでこれも却下・・。
結局、考えても薬局+時計の理由は分かりません。一つ気になるのは、この時計は自動でサマータイムを認識するのかどうか、ということ。手動だったら??先月末サマータイム終了時の薬局の騒動を見てみたかった・・・・と思ってしまいます。
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