
暇つぶしに?やっている菓子作りですが、うまく行ったり行かなかったり、試行錯誤の毎日です。まず、オーブンの性格を掴みきれていない。材料の計量がいつも適当。砂糖はほぼグラニュー糖に近い糖(←最悪ですな)などなど、そして暇つぶしというわりには、「たたっと終わらせよう!!」などとセカセカして作ってしまう。いわば、菓子作りにはもっとも不向きな人間と言えます。
今回はパウンドケーキにしました。日本で普通パウンドケーキの型というと長さ18センチぐらいが普通かと思うのですが、こういう形状の型を買いに行ってびっくりしたのが、最小サイズで20センチから、その上は25,30,35・・・・とビッグ。最も、パン焼き使用が主流の用なので納得ですが。
さて、当たり前ですが「Wizenmehl」小麦粉を買わないと話になりません。小麦粉は「小麦粉」の訳語そのままがパッケージに記載されているので、迷い無く購入できます。しかし、一度強力粉を買い求めたい事情が出来ました。辞書には載っておりません。売り場を見ても、「強力粉」とおぼしき物は売っていません。
ネットで調べてみました。ドイツの小麦はミネラルの含有量によって分類されているようです。タンパク質の量・グルテンの性質で分類する日本とは違うようです。そしてその含有量はパッケージに記載されており、通常の「Wizenmehl」小麦粉は405です。これは100kgあたりに405gのミネラルを含む、ということなのだそう。
数字が大きくなればなるほど、ミネラルは多く、粉の色は濃くなる、と。小麦以外の穀物、例えばライ麦なんかにも数字があってミネラル含有量で分類されているとか。今ふと思いましたが、私がいつも買うパンは「W.M.Brot」といいます。何かの省略形であることは分かりますが、聞いても分からない(質問文は話せますが、きっと回答が理解できないだろうと)ということで聞かずにいました。もしかしたら、これかも。ライ麦に小麦を混ぜたやつ〜ってことかな。 = Weizenmischbrot ヴァイツェンミッシュブロート。
で、話は戻りまして、パウンドケーキ。今回はバターがまたもや多かったのか、卵もLサイズを分量以上に使いすぎたのか、またバナナも多かったのか、そして小麦が少なかったのか、そして、オーブンの高温&表面焦げを嫌う余り、低温焼成しすぎたからか、いったい何時間焼いているのか??くらいオーブンにはいってはりました。(←関西人特有の言い回し。物に対する敬意というか。「〜(物・動物)が**してはる」は普通に使います)。とりあえず、出来上がりましたが・・・。
しっかし、タイプ405ってやけに中途半端。例え405でも切りよく400にするとか、サバ読んで500にするとかすればいいのに。というかどこから割り出された数字なんでしょうね。たまたま製粉した1kg(普通の作業をした結果)をサンプリングしたらミネラル4.05gだったことから、今後同じ工程で製粉した物はすべて自然にタイプ405となってしまうのか、それとも一回一回405g/100kgであることが確認され、もし足りない(もしくは上回る)ようなら出荷できない!のか、どこまでどのように厳格なんでしょうか。
でもでもよく考えたら小麦のミネラル含有量なんて製粉段階でどうのこうのなる問題でもなく、小麦栽培の時が勝負ですよね、きっと。実がなってから刈り取りの際にミネラル分だけ補充なんて無理ですから。あ、もしくは種(苗?籾?)の段階から、「タイプ405の苗です。これを植えれば間違いなくタイプ405小麦ができます」的なシステムが確立されているんでしょうか。
405に対して(それ以外の数値の小麦に対して)ドイツ人がどれだけ厳格なのか、ちょっと知ってみたい気もします。
0 件のコメント:
コメントを投稿