
この一週間、ポーランド人(既婚・2人の娘持ち)のクラスメイトはご機嫌でした。なぜなら、12月6日ニコラウスの日がやってくるから。(ドイツでも同じ事です。)月曜日から「ニコラウスだわ」「ニコラウスだわ」とニコニコ顔で言われ、「何のことだか分からないんですけど・・・」と説明を求めても、イマイチ理解できない。(双方のドイツ語レベルがしれているため)。先生に助けを求め「Weihnacthtsmann(サンタクロース)のことですか?」と聞くと、「そっちがコピーみたいなものよ」と。何となく分かったような分からないような。だた、ニコラウスは、“とっても優しいおじいさん”であることだけ確かに分かりました。
そもそも、12月6日と、(日本人の思う)クリスマスが結び付かないのです。クリスマスと言えば、12月24日がイブで、25日がクリスマス。サンタクロースは24日の夜にやって来ます。サンタクロースが実際に?居る?ような国もあるし、もちろんドイツでのクリスマスの祝日はこの24−26(祝日は25、26です)に当たるので、12月6日にワクワクされても困るわけです。開戦記念日とか関係ないしねえ・・・。(9日だけど)。
そして金曜日、そのポーランド人はまたまた「ニコラウス〜♪」といって、プレゼントをくれました(写真)。もう一度、「それはいったい何なの?生きている人??」って聞くと、「頭の中に住んでいる人よ〜〜。良い子にしている子にはプレゼントを、悪い子には、罰を与える人」と。これって正にサンタクロースではないですか!!。ニコラウスを理解するには、日本で植え付けられたクリスマスのイメージ&知識を取っ払う必要がありそうです。
家に帰ってネットでニコラウスを調べました。(←行動遅い!!。)12月6日はニコラウスの命日。ニコラウスとはキリスト教の教父さん。聖ニコラウス。
「はっ!!!」。これでやっと分かりました・・・。
「St,Nicholas」(セイント・ニコラウス)→「サンタ・クラウス」→「サンタクロース」。ははーん。なるほど・・・・・・・・・。(一週間気が付かなかった方がおかしい??)。先生が「サンタはコピーです」と言ったのも頷けます。でも、ドイツではサンタクロースは「ワイナッハツマン」なので、ニコラウスと繋がらなくても仕方ありませんね・・・。
本来、プレゼントをもらうのは、この12月6日であり、25日の習慣はないのだそうです。
でも・・・行われているクリスマスマーケットでは、毎日15:30に「Weihnachtsmann」(サンタクロース)が来ますよ〜〜と宣伝し、子ども達を集めています。(写真)この存在はドイツではどのように受け止められて居るのでしょうか??サンタクロースのように、ニコラウスの変化した呼び名がつかず、「Weinachten」(クリスマス)の「mann」(男)なので、しっかり区別されているのかもしれません。

ちょっと勉強になりました。クリスマスって宗教行事ですからね。
そうそう私の通っている教会でも
24日15:30、17:30、23:00と礼拝続きで、翌日25日もしっかり10:00から礼拝があります。この飛び飛びの時間の礼拝に皆さんはどのように参加するのか興味深い限りです。
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