火曜日, 12月 30, 2008

Bremenでの・・・コト(140)散歩に行きました





はっきり言って寒がりです。実家での定位置はストーブの度真ん前でした。こちらに来る際の最大の懸念事項は寒さと乾燥。耐えられるのか些か疑問でした。12月中旬から良い天気が続いています。今日も快晴。さぞかしぽかぽかかと思いきや気温はぐっと低いのです。新聞の予想ではー5度〜−1度。つまりずーっと氷点下。東京などでは10度ぐらいまで気温は上がっているようですから、やはり比較してもこちらのほうが寒いようです。なのに、今日も2時間ばかり散歩してきました。何も持たず、身体一つでの、まさに散歩。同じようなことをしている人が多いので・・。
そもそも、ドイツ人は散歩が大好きです。「散歩する」ということが日常の動詞として頻繁に使われるくらい好きです。ちょっと分かりにくいですが、日本語を学び始めて初級レベルで学ぶ動詞として(想像で)思いつくのは、生活に密着した「起きる」「食べる」「行く」「勉強する(学ぶ)」「教える」「帰る」「入浴する(洗う)」「寝る」「遊ぶ」「言う」「聞く」などですよね。ドイツ語ではここに「散歩する」が含まれるのだということです。
日本人として日本で生活していて、「散歩する」という状況に出会う事ってあまりありませんよね。自然発生する状況ではなく、“よしっ散歩に出かけよう”と思い立って初めて「散歩する」動作を行うことになりませんか?この点、「散歩する」ことは、何があろうとも必ず毎日こなさねばならぬ営みである「食べる」「寝る」などと根本的に異なります。しかし、ドイツではこの日常の営みとして「散歩する」があるのです。そして、よく使う単語の一つに、「散歩する」が挙がります。「歩く」より「走る」よりずっと頻繁に「散歩する」のです。
ドイツ人は暇があったら散歩。気分が悪かったら散歩。きれいな空気を吸ってリフレッシュすることが健康法の一つのようです。プチ森林浴でしょうか。(ちなみに、背中の痛みがあるときは、泳ぐのが治療法だそうです。全く、毒をもって毒を制すみたいなやり方ですねえ・・)。娯楽が少ないこと、犬を飼っている家庭が多いことも理由の一つかもしれません。でも、0℃前後の気温の中、赤ちゃんも老人も、外気に当たります。
さてさて、太陽が出ているとはいえやはり気温はマイナス。池に、川に氷が・・・。でもどうしてでしょうか、私には日本のほうがずーっと寒く感じるのです。この季節、気温は低いけれど風がなく穏やかだからでしょうか。極寒な感じがしません。とっても気持ちの良い散歩でした〜〜。

0 件のコメント: