月曜日, 12月 29, 2008
Bremenでの・・・コト(137)レベル測定
昨日私の家に遊びに来てくれたのは、学校の友人・中国人の女の子です。彼女は11月末にブレーメンに来て以来同じクラスで学んでいます。本来ならば、学校ではドイツ語以外で話すことはほとんど無いのですが、彼女が来たばかりでドイツ語に慣れていない(ある程度学習済みだけれど、ドイツ語環境になれていない)ということで、私が中国語で話しかけたことから、私たちの会話言語は中国語になってしまいました。まあ、私も中国語を忘れないためにも時々話すのは楽しいのでいいのですが・・。
彼女と中国語で会話を始める前の私の中国語環境は・・・。9年ほど前中国留学。その後大学で話はしないまでも中国文学などなど学習。卒業後シンガポールで、華語やシングリッシュ、日本語のちゃんぽん環境で生活。帰国後も社会人大学の中国語講座などには通いつつ・・。留学生時代の友人とはピンインでチャットしたり・・・と中国語の書籍や新聞が辞書無しで読めたり、ニュースが聞き取れたりということはありませんし、レベルなんてたかが知れていますが、お互いが顔をあわせてのコミュニケーションはまだとれる水準ではあるようです。(すっかり話す機会が無くても、話し始めればだんだん思い出してくるという感じ)。日本人の特権で、中国語の単語が分からなくても、日本語の同義の熟語を中国語読み(ピンイン発音)にしてみたら、意味が通じる・・なんてこともあるし、日本語の音と中国語音にはある程度の規則性みたいなのがあるので、喋ってみた者勝ちなところがあります。あとは会話の相手が如何に意図をくみ取ろうと努力してくれるか、です。
不思議なことに、中国語を発するのには、まったく心に構えがありません。間違っていようが、すらすらと話したい事柄を続けることが出来ます。
でもドイツ語は・・妙に考えてしまいます。主語を発したら、次は動詞。主語以外が文頭に来ても、とりあえずポジション2は動詞!。副文の場合は、動詞は一番最後!!!、そして主文の動詞は一番最初・・つまり、動詞、コンマ、動詞、主語の順番!。助動詞がポジション2なら動詞は不定詞で文末!。形容詞変化の際、定冠詞はシグナルがあるから・・不定冠詞はシグナルがないので性が分かるような語尾変化を・・・。過去のことを話すには過去完了を、この動詞はseinだわ。とか考え出したら切りがない(訳分からなくてすみません)ですが、話すときこれがうごめきます。めちゃ頭使います。だから、ich (私)と話し始めて、文の構造をめちゃくちゃ考えてしまいます。何を2つ目に発するべきか、と。現在形の動詞を発してしまったら最後、過去形に修復不可、助動詞の挿入も不可。なかなか厄介な言語です。でも規則尽くしのドイツ語はとっても愛おしいです。
何が言いたいかというと、ドイツ語と中国語どっちのレベルが上なのだろう、ということです。どちらが寄り複雑な文構造を操っているのだろう、と思うわけです。抵抗がないのは中国語ですが、短文を無理やりくっつけ、指示代名詞を使い、「これ」「それ」言いながら向かい合う相手と理解し合っているだけかもしれないのです。中国語で話すとき関係代名詞について考えることはありませんが、ドイツ語なら考えます。Sie ist meine Vermieterin,die kommt aus Pollen.彼女はポーランド出身の私の家主です。(彼女は私の家主でポーランド出身です。)(She is my landlady who comes from Polland)この場合の「die」が「who」にあたります。中国語なら・・私はこういうふうにしか話せません。→他(女偏に也)是従波蘭来的我的房東。文章は左から右にすすーっと流れて、行ったり来たりしません。他(女偏に也)是我的房東、従波蘭来的。でもいいのかな。でもこの場合恐らく何の接続詞も不要なハズです。これで充分通じるハズです。間違いでは無いはずです。(確かではありませんが。まあ、私のレベルなんてこんなものです)。なので、とっても簡単。言いたいことを続けるだけなので。これだと、Sie ist meine Vermieterin,und sie kommt aus Pollen.こう。文と文を並列させた文になりますね。でもこれを表したい時ってスマートな文にすべく、関係代名詞使いますよね。この辺の気遣いが私の中国語には書けています。
だから・・・、こうやって楽に頭を使わず話す(しているつもり)中国語と脳みそフル回転させながら話すドイツ語、どちらがよりよく聞こえているのでしょうか。どちらがより高度なのでしょうか。気になります。でもなかなかこれをジャッジできる人間っていないでしょうねえ・・・。中国語が母国語でドイツ語もネイティブレベルで話せる人か、その反対かで、このことを私と日本語で分かり合えるだけの日本語レベルを持ち合わせている人材でないと、私はこの複雑な話題を心から理解できないと思いますので。
ちなみに、英語ですが、最近富に出てこなくなりました。書けと言われれば、書きますが、(手紙程度)「I」と言いたいのに「Ich」が出てきます。「but」と言いたいのに「aber」になります。慣れとは恐ろしいですね・・・。
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