土曜日, 12月 13, 2008

Bremenでの・・・コト(114)教科書検定は無いのか・・。




クリスマスの時期。学校は19日から休みに入り、年明けまで授業はありません。うまいことカリキュラムが作られているのか、先週からの題材は、「祝祭」についてでした。
教科書にたくさんのフェスティバルに関する単語が出てきます。Whihnachten, Kristkind(南ドイツでは、この幼子キリストがプレゼントの運び手らしい)、Die Heiligen Drei Konige(oはウムラウト)(東方三賢者が初めてキリストを訪れた日で、スペインなどではこの日が最も重要らしい)、もちろんNikolaus(サンタクロース)、Karneval(謝肉祭)、Ostern(イースター)などなど。名前だけなら、聞いたことがあったりするものもあるので、どうってこと無いですが、詳しく理解しようと思ったことが無かったので、カーニバルについてのテキストを読まされたときは、難儀でした。でも少しカーニバルや、その他祝日について知ることができたので、ちらりと書いておきましょう。
カーニバルはだいたい2月くらい。でだいたい1週間の祝いの時期です。この木曜日に始まり、水曜日(Aschermittwoch灰の水曜日)の前日、つまり火曜日に終わります。この灰の水曜日は「Fastenzeit」の開始日。この時期は「断食節」にあたり、肉を食べなかったり、アルコールを飲まなかったり、甘い物を控えたりなど、慎んだ生活をする時期に当たります。(厳格に断食する人もいるのだと思いますが)。なので、カーニバルは「さよならお肉」のお祭りなのです。
そして、この「Fastenzeit」は40日間続き、それはイースターで終了します。イースターはキリストの復活した日。十字架にかけられ、3日目に復活したことを祝います。イースターの卵は有名ですね。イースターは3月か4月。移動祝日です。この50日後も、「Pfingsten」(聖霊降誕祭)が6月あたりに控えています。そして2月のカーニバルの準備は11月から始まります。12月はクリスマス・・・・。と続くと、一年を通してキリスト教と切り離せない、ということのようです。
名前だけは聞いたことのある祭りでしたが、なかなか勉強になりました。
しかし、この内容、個人的興味で調べた事では無いのです。新出単語には、あたかも重要語句のようにこの祝祭関連の単語が並び、授業の内容で得た知識なのです。一般常識として知っておくべきことなのなのでしょう。でもでも、仮にも外国人が使う教科書。ドイツの文化を学ぶことが大切だとしても、これはちとやりすぎでは??と思ってしまうのです。仏教徒もムスリムも使う教科書です。宗教色濃くないですか??

尤も、クラスメイト間で、信仰の違いからいざこざ・・などはありませんが、かなり“気を付けて発言すべき”内容(だと思っていた)なので、堂々と教科書に載っていることには些か驚きでした。

まあ、私が教会のクワイアで歌っていることは周知の事実で、教会に通っていることもみんな知ってます。もしかしたら、かなりの敬虔なクリスチャンだと思われているのか、それとも私が、実は仏教徒家庭の出であることを知って、なんなんだろうこの子は、と思われているか、どうなんでしょうね・・。

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